★中高年齢林業労働者の身体諸機能
★中高年齢林業労働者の職務意識
★高年齢化と労働災害
★中高年齢林業労働者と健康管理
★中高年齢林業労働者に対する安全作業の要件


中高年齢林業労働者と健康管理

(1)林業労働者の健康状態と日常生活
健康状態の実態
日常の健康状態は「普通」「上々」が多い。
持病は20歳代、30歳代は持っていないが40歳以上では約半数が持っている。
日常の自覚症状では「肩がこる」「腰が痛い」「目がわるい」などの訴えが多い。
日常の疲れぐあいは約75%が疲労を訴えている。
林業労働者の日常生活の実態
睡眠について
すべての年齢層においてほぼ健全な状態といえるが、40歳以上の年齢層は若年齢層に比べて良好な傾向がある。
食欲、胃腸のぐあいについて
約80%が「普通、あるいは非常によい」といった回答を示しているが、胃腸のぐあいは20〜30歳代で不調を訴える率が高い。
日常の運動について
40歳以上の中高年齢者はその70%以上が日常運動をしていない。
日常の運動の効果
50歳以上の場合、日常運動をしている人の方がしていない人に比べて明らかに健康状態や身体諸機能は良好である。特に健康状態や食欲・胃腸のぐあい、疲れぐあいといった日常生活と関連するものが良好。

(2)中高年齢者の体力づくり
体力の分類について
 体力はいろいろな要素から成り立っており、人の行動に直接関与する要素群と、生存に大きく関与する要素群とから成る。前者は行動体力、後者は防衛体力と呼ばれている。
中高年齢者の運動機能の特徴
体力・生理的予備力が低い
個人差が大きい
組織が粗しょうである
回復が遅い
血圧の亢進
最大心拍数が低い
運動許容の幅が小さい
中高年齢者の運動にあたって留意すべき点
動きの不規則な運動には注意を要する
血圧上昇の著しい運動を避ける
厳寒時の早朝の運動は避け、気温が上昇してから運動を始める
マイペースを守ること
十分な休養をとること
中高年齢者に適した運動例
[最低限度の運動例]
日常生活の中でこまめに体を動かすこと
1日1〜2回数分の徒手体操を行うこと。(関節可動度向上、腰痛防止)
10〜15分の速歩。(呼吸循環器機能向上、カロリー消費)
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