■林業労働災害(死亡災害)速報
No.12-008

災害発生日時等平成12年 3月
10時30分 
災害発生場所島根県 
被災者年齢等73歳(男)
経験年数:20年以上 
災害発生状況災害当時、被災者は同僚3人と尾根付近の傾斜33度の斜面でマツ・ナラ類混交林の伐開作業に従事してい。各自離れた箇所で作業しており、被災者の姿を確認できる位置にいたのは1人だけであった。
被災者は直径46cmのナラ類の木を伐採しようとしたところ、伐採木が元口からずれ落ち6m下方まで滑落、その際13cm径の太枝に巻き込まれ下敷きとなった模様。頭部を押さえられ顔面がひざにつくほど折りたたまれた形で圧迫を受けていた。ヘルメットは着用されていた。
伐採された木は太い枝が山側にあり、重心も山側にあったと思われる。切り株の切断面からは、受け口が浅く、つるの跡がほとんどなかった。また、くさびを1枚使用した跡があり、受け口・追い口を入れくさびを打ち込んだ際、伐採中の木が元口からずれ落ちたものと思われる。くさびは伐根から谷側へ1m離れた所に落ちていた。
受け口は谷側に作られ、伐倒方向は既に伐開され障害物になる物はなかった。
災害は、被災者を確認できる位置にいた物が、チェンソーの燃料を補給しその場を離れた間に発生し、姿の見えない同僚を捜しに被災現場に行き、木の下敷きになった被災者を発見。枝を切断して被災者を救出し、現場に近い民家から救急車を呼んでもらい病院に搬送された。被災者は大きな外傷及び骨折「はなく、2時間後窒息のため死亡した。被災者はチェンソー使用経験20年以上のベテランであった。また、4人の作業者の内被災者を含む3人は当日から応援に入っていた。 
作業場所の林種別天然林 
作業種別伐倒(皆伐) 
使用機械伐木造材機械(チェンソー) 
作業対象伐倒木(径50×42cm 樹高18m) 
その他特記すべき事項 
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