トピックス

2016.1.4
【年頭のごあいさつ】平成28年の年頭に当たって
2016.1.4
【おしらせ】平成28年度の林材業労働安全・労働衛生標語が決定しました

【年頭のごあいさつ】
平成28年の年頭に当たって

平成28年の年頭に当たって

林業・木材製造業労働災害防止協会
会長 佐藤 重芳

林業・木材製造業労働災害防止協会 会長 佐藤 重芳

 平成28年の新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

 日頃から労働災害防止活動にご尽力いただいております会員事業場の皆様をはじめ、当協会の事業運営にご指導、ご支援をいただいております関係行政機関並びに関係団体の皆様方に心から感謝申し上げます。

 さて、当協会では、林材業の労働災害防止の中期的な対策の推進を図るため、国の第12次労働災害防止計画に沿って、平成25年度から29年度までを計画期間とする「林材業労働災害防止計画(5カ年計画)」(以下「5カ年計画」という。)を策定し、会員事業場、本部、支部が一丸となって各種の労働災害防止対策に積極的に取り組んでいるところです。
 5カ年計画では、林材業における労働災害による死亡者数を平成29年において36人(林業31人、木材製造業5人)を下回ること、また、死傷者数を平成29年までに15%以上減少させることを目標に掲げ、毎年度の労働災害の傾向を的確に捉えながら重点的な対策を進めています。

 林材業における労働災害による死亡者数は、平成26年には53人(林業42人、木材製造業11人)となり、目標値を大幅に上回る深刻な結果となりました。昨年は、平成27年11月現在の速報値で34人(林業28人、木材製造業6人)となっており、目標値をクリアすることが厳しくなっている状況にあります。
 災害の内容をみますと、林業では、伐倒作業における死亡災害が引き続き多発し、特に枝等の落下による災害が多く発生しており、また、被災者の年齢構成では高齢労働者の災害が半数以上を占める一方で、経験年数10年以下の作業者の災害が増加傾向にあります。木材製造業では、機械を停止せずに清掃等を行う非定常作業による災害が引き続き多く発生していることに加え、荷の積み下ろし作業における災害も多く発生しています。
 このため、上記の状況を踏まえ、本部・支部一体となって、死亡災害については林業における伐木造材作業関係災害の防止、木材製造業においては非定常作業関係及び荷役作業関係災害の防止について強力に取り組むこととしております。
 一方、休業4日以上の死傷者数は、平成23年から平成26年まで4年連続で減少しております。また、昨年は、「林材業STOP!転倒災害プロジェクト2015」などの取組の強化を図った結果、平成27年11月現在の速報値では、林業、木材製造業ともに前年同期比で減少しております。

 以上のように、林材業ではまだまだ多くの労働災害が発生しており、5カ年計画の目標達成のため、一層の労働災害防止の取組が求められています。

 当協会では、昨年、「林業・木材製造業労働災害防止規程」(以下「災防規程」という。)を変更いたしました。この災防規程は、協会会員の守るべき事項を定めた自主規範であり、会員は、関係法令の遵守はもとより、本規程を遵守することによって安全衛生水準の向上に努めることとされています。
 今回の内容は、車両系木材伐出機械に係る規定の新設、伐倒作業時の立入禁止区域の拡大やチェーンソー作業用防護衣の着用義務化など、最新の法令改正など労働災害防止対策の動向を踏まえた変更となっています。
 この災防規程は、昨年10月25日から適用となっています。会員事業場の皆様には、災防規程に定められた労働安全衛生のための規定を遵守し、安全衛生水準の向上に努めていただくことをお願い申し上げます。

 平成28年において当協会は、引き続き災防規程の周知と遵守徹底の取組の推進をはじめ、事業場の自主的な労働災害防止活動を一層積極的に支援することとし、次の取組を行うこととしております。

 具体的には、これまで実施してまいりました安全管理士、林材業労災防止専門調査員による現場安全パトロール、個別安全指導による事業場の安全衛生水準の向上支援や、林材業に働く方々への労働災害防止対策の基礎的知識と作業区分や職務に応じた安全衛生知識を付与するための集団指導会とともに、業界全体への幅広い安全衛生対策を支援する新たな事業に取り組む予定としています。

 また、災防規程に新たに盛り込んだ林業簡易リスクアセスメントの導入・定着を進めてまいりますとともに、木材製造業版の簡易リスクアセスメントの開発や、災防規程の木材製造業関係規定の整備・変更など木材製造業の労働災害防止対策を重点的に進めていくこととしております。

 加えて、労働災害の発生状況や行政施策の動きとともに、新しい作業態様や労働災害防止に関する知見などにも対応し、ニーズに即した教育研修事業を推進して、会員事業場の皆様方をはじめ林業、木材製造業に関わる方々に向けた幅広い安全活動のサポートを進めてまいります。

 林材業の経営環境は厳しいものがあり、また、多くの課題を抱えておりますが、林材業に働く方々が、安全に安心して働くことができるということは、何より優先されるべきものであります。その理念を基本に据え、経営トップの方々が先頭に立って、労働者と一体となり積極的な安全衛生活動が行われるよう、支援、援助の推進を図ってまいります。

 会員事業場の皆様をはじめ、林材業関係者の皆様には、当協会の活動に引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、「平成27年度林材業年末年始無災害運動(12月15日〜1月15日)」の実施時期にあたり、職場の安全パトロールなど安全衛生活動の総点検の実施など労働災害防止への取組にご協力いただきますよう重ねてお願い申し上げます。

 この一年が希望と活力に溢れる良き年となりますよう祈念いたしますとともに、皆様方のご多幸とご発展をお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

▲ページのトップへ

【おしらせ】
平成28年度の林材業労働安全・労働衛生標語が決定しました

 林材業労災防止協会で募集を行っていた平成28年度の林材業労働安全及び労働衛生のポスター標語が決定しました。

 これらの標語は、平成28年度に協会が作製する安全・衛生ポスターをはじめ、協会の普及啓発資料等に使用されるもので、厳正な審査の結果、多数の応募作品の中から、入選2点、佳作4点が選ばれました。

[入選]

◎平成28年度労働安全標語

「もしかして」 いつも心に 危険予知
(島根県安来市 角森玲子さん)

◎平成28年度労働衛生標語

「日々チェック 心と体の 健康管理」
(東京都豊島区 梶浦公靖さん)

[佳作]

○労働安全

「安全は、基本動作の積み重ね 指差呼称が第一歩」
(熊本県熊本市 前田郁穂さん)
「作業手順 守り続けて 安全作業」
(広島県福山市 亀井千代蔵さん)

○労働衛生

「ゆとりから 減らすストレス 増す健康」
(兵庫県丹波市 村岡孝司さん)
「心とからだの健康管理 みんなで進める健康職場」
(兵庫県宍粟市 木原博子さん)

▲ページのトップへ