トピックス

2018.1.4
【年頭のごあいさつ】平成30年の年頭に当たって
2018.1.4
【年頭所感】平成30年 労働基準局長年頭所感
2018.1.4
【年頭所感】平成30年 安全衛生部長年頭所感
2018.1.4
【お知らせ】平成30年度の林材業労働安全・労働衛生標語が決定しました

【年頭のごあいさつ】
平成30年の年頭に当たって

平成30年の年頭に当たって

林業・木材製造業労働災害防止協会
会長 吉条良明

林業・木材製造業労働災害防止協会 会長 吉条良明

 平成30年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。

 日頃より林材業における労働災害防止活動にご尽力いただいております会員事業場の皆様をはじめ、当協会の事業運営にご指導、ご支援をいただいております関係行政機関並びに関係団体の皆様方に心から感謝申し上げます。

 昨年の林材業における労働災害発生状況につきましては、平成29年12月7日現在、1月から11月までの状況は、死亡災害は41人(林業38人、木材製造業3人)と前年同期と比べ3人増加(林業5人増、木材製造業2人減)しており、休業4日以上の死傷災害は2,109人(林業1,122人、木材製造業987人)と前年同期比11.2%減少(林業17.3%減、木材製造業2.9%減)となっております。

 第12次労働災害防止計画及び同計画を踏まえた林材業労働災害防止計画(5カ年計画)で掲げる、@林材業における労働災害による死亡者数を平成29年において36人(林業31人、木材製造業5人)を下回ること、A死傷者数を平成29年までに15%以上減少させること、という目標との関係でみますと、休業4日以上の死傷災害においては、ほぼ目標の達成が見込まれる一方、死亡災害においては、未達成という状況となっております。

 当協会では、労働災害防止計画の最終年度に当たって、計画期間後半の死亡労働災害発生件数の推移が大変厳しい状況にあったことから、「林材業死亡労働災害多発警報発令要綱」を踏まえた林材業労働災害再発防止対策に加え、最終年度の取組としまして、平成25年から28年までの4年間の死亡災害を分析し、死亡災害が多く発生している作業を中心に、基本動作を確実に身に付け、再発防止を図るため、常時携帯できる「今日の作業ポイント」カードと「自主点検表(チェックリスト)」を全会員事業場の皆様にお配りし、作業者の日々の作業における労働災害防止対策のポイントの周知徹底から、安全管理担当者による事業場の安全パトロールと自主点検による不安全作業の改善の取組をお願いしたところです。

 また、昨年1月から8月にかけて全産業におきましても死亡労働災害が大幅に増加したことを受けて、厚生労働省労働基準局安全衛生部長から当協会を含む産業界に対して「職場における死亡災害撲滅に向けた緊急要請」が実施されました。当協会におきましては、この緊急要請の趣旨を重く受け止め、平成29年上半期における労働災害の発生状況を分析し、その特徴と対策を取りまとめたリーフレット「死亡労働災害ゼロを目指して」を全会員事業場の皆様にお送りさせていただき、「今日の作業ポイント」カード、「自主点検表(チェックリスト)」と併せ、自主的な労働災害防止活動の強化と死亡労働災害の未然防止への取組を重ねてお願いいたしました。

 昨年上半期の林業における死亡労働災害の特徴といたしましては、引き続き伐倒作業での災害が多発し、特に自己伐倒の割合が高くなっています。また、車両系林業機械作業での立入禁止区域内への立入やトラック積込み作業での墜落災害が増加しました。被災者の年齢別では、70歳以上の高齢労働者の災害が3割を占め、経験年数10年未満の割合が4割となっています。

 平成30年度は、国が策定する第13次労働災害防止計画がスタートします。当協会におきましても、林材業に働く労働者が安心して働くことができる職場の実現に向け、第12次災防計画期間における災害発生状況の分析結果とこれまで進めてまいりました対策の効果の検証結果を踏まえまして、今後5年間にわたり目指す目標や重点的に取り組むべき事項を定めた林材業労働災害防止計画(5カ年計画)を策定いたします。

 また、平成30年度の事業運営に当たりましては、新たな林材業労働災害防止計画の重点取組事項に則した労働災害防止対策を進めていきますとともに、引き続き次に掲げる事業にも取り組んでまいります。

 一つ目は、事業場の安全衛生管理活動を支援するための安全管理士、林材業労災防止専門調査員による現場安全パトロール、個別安全指導、集団指導を実施するとともに、業界全体への幅広い安全衛生対策を支援するため、全国規模で事業展開している企業及びその傘下事業場を対象として、技術的指導と援助の実施により、非会員を含めた業界全体の労働安全衛生水準の底上げを図ってまいります。

 二つ目は、災害の未然防止を図る手法であるリスクアセスメントの定着に向けた取組です。「簡易リスクアセスメント記録書」と「リスクアセスメント実践マニュアル」を活用して、現場におけるリスクアセスメントの定着がさらに確実なものとなるよう、集団指導会を開催して参加者の拡大を図るとともに、安全管理士、林材業労災防止専門調査員によるフォローアップなどの対策に取り組んでまいります。

 三つ目は、昨年10月26日適用となりました、林業・木材製造業労働災害防止規程(以下「災防規程」という。)の遵守徹底への取組です。木材関連規定を中心に大幅な変更をいたしました災防規程については、会員の皆様に冊子をお配りして正しい作業手順と安全な作業方法の遵守をお願いしているところです。本規程は、会員の皆様が守るべき安全規範でありますので、改正災防規程の周知と遵守の徹底を図ってまいります。

 四つ目は、労働者の安全と健康を守る上で中核となる安全衛生教育事業です。最新の情報を的確に捉え、教育用教材の開発と必要な改正を行うとともに、ニーズに即した教育研修を推進して、林業、木材製造業に携わる方々に向けた安全衛生水準の向上のサポートを進めてまいります。とくに「チェーンソーによる伐木等作業の安全に関するガイドライン」(平成27年12月2日付基発1207第3号)で示されたチェーンソーを用いて行う伐木等の業務従事者安全衛生教育について、5年ごとの実施の周知と教育の機会の拡大に努めてまいります。

 五つ目は、チェーンソー等の振動工具による振動障害をはじめとする職業性疾病の予防対策です。未だに発生をみている振動障害を予防するため、特殊健康診断の確実な実施のための受診勧奨や巡回特殊健康診断の実施を引き続き進めてまいります。また、腰痛や熱中症など林業、木材製造業に特有な職業性疾病についても、予防対策の周知を行ってまいります。

 以上の対策が効果的かつ強力に進められるよう、本部・支部が一体となって会員事業場の皆様をはじめ、林材業関係者の皆様への支援、援助の推進を図ってまいりますので、当協会の活動に引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げます。

 この一年が希望と活力に溢れる良き年となりますよう祈念いたしますとともに、皆様方のご多幸とご発展をお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

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【年頭所感】
平成30年労働基準局長年頭所感

平成30年労働基準局長年頭所感

厚生労働省労働基準局長 山越 敬一

厚生労働省労働基準局長 厚生労働省労働基準局長 山越 敬一

 あけましておめでとうございます。
 新年を迎え、心からお慶び申し上げます。本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
 平成三十年の年頭に当たり、改めて日頃の労働基準行政への御理解と御協力に感謝申し上げますとともに、今後の労働基準行政の展開について述べさせていただきます。
 労働基準行政の主な役割は、労働時間や賃金など労働条件の確保、労働者の健康と安全の確保、労災保険の適正かつ迅速な給付、労使関係の調整です。
 本年も、働く方々が安心して安全に働くことができるよう、次の施策を中心に取り組んでまいります。

 第一に、働き方改革についてです。
 働き方改革は、一億総活躍社会の実現に向けた最大のチャレンジであり、「働き方改革実行計画」に基づき、取り組みを進めてまいります。
 「働き方改革実行計画」を踏まえた関係法律の改正法案の要綱については、昨年9月に、労働政策審議会から「おおむね妥当」との答申をいただきました。
 「時間外労働の上限規制」をはじめとする重要な施策を早期に実現するためにも、審議会の答申を踏まえ、速やかに法案を国会に提出すべく準備を進めてまいります。
 また、副業・兼業については、自身の能力を一企業にとらわれずに幅広く発揮したい、スキルアップを図りたいといった希望を持つ労働者が副業・兼業を行える環境を整備するため、ガイドラインの策定やモデル就業規則の改定を行い、その周知を通じて、普及促進に努めてまいります。
 さらに、病気の治療と仕事の両立支援のための施策の充実・強化のため、会社の意識改革・受入体制の整備や、主治医、会社・産業医及び「両立支援コーディネーター」によるトライアングル型支援、「地域両立支援推進チーム」による自治体や関係団体と連携した取組を進めてまいります。

 第二に、長時間労働の是正に向けた監督指導等についてです。
 法規制の執行強化として、昨年は、残業が月八十時間を超えていると考えられる事業場に対する監督指導を行うとともに、大臣を本部長とする「長時間労働削減推進本部」でとりまとめられた「『過労死等ゼロ』緊急対策」に基づき、企業向けの新たなガイドラインによる労働時間の適正把握の周知徹底や、長時間労働に係る企業本社に対する監督指導の実施、是正指導段階での企業名公表制度の強化等の新たな取組を行ってまいりました。
 引き続き、長時間労働の是正を図るための監督指導等の取組を進めてまいります。

 第三に、最低賃金・賃金の引上げについてです。
 最低賃金については、「働き方改革実行計画」等において、年率三%程度を目途として引上げを進め、全国加重平均千円を目指すとされています。本年度は、全国加重平均で二十五円引き上げて八百四十八円となり、時給換算になって以降、昨年度と並んで最大の上げ幅となりました。
 今後とも、賃金引上げに向けた助成措置や専門家による相談支援など、中小企業・小規模事業者の賃金引上げの環境整備に向けて、しっかりと取り組んでまいります。

 第四に、労働災害防止対策についてです。
 労働災害の防止については、第三次産業の雇用者数の急速な増加や、働く人の高年齢化もあって、これまでとは異なった切り口、視点での対策が求められています。また、過労死等の防止やメンタルヘルスの問題への対応はますます重要な課題となっています。
 これらの課題に対応するため、平成三十年度を初年度とする第十三次労働災害防止計画に基づき、対策に全力で取り組んでまいります。

 以上の施策を中心に職員一同、全力を挙げて取り組んでまいりますので、今後とも、一層の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

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【年頭所感】
平成30年安全衛生部長年頭所感

平成30年安全衛生部長年頭所感

厚生労働省労働基準局 安全衛生部長 田中 誠二

厚生労働省労働基準局 安全衛生部長 田中 誠二

 明けましておめでとうございます。新年を迎え、皆様の御健康と御繁栄を心からお祝い申し上げます。
 平成30年の年頭に当たり、改めて日頃の労働安全衛生行政への御支援と御協力に厚く御礼申し上げますとともに、今後の労働安全衛生行政の展開について述べさせていただきます。

 まず、働き方改革についてです。
 一億総活躍の実現に向け、昨年3月に決定された「働き方改革実行計画」を着実に実行してまいります。
 「働き方改革実行計画」では、過重な長時間労働やメンタルヘルス不調などにより過労死等のリスクが高い状況にある労働者を見逃さないため、産業医・産業保健機能の役割がより重要となってくることから、その機能強化について取り組んでいくこととされています。これを踏まえ、産業医の活動環境の整備や産業医に対する情報提供の強化等を内容とする労働安全衛生法等の改正を含む「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案」を国会に提出すべく、準備を進めてまいります。
 また、労働人口の3人に1人を占める、病気を治療しながら仕事をしている方について、その両立支援を推進することとされています。実行計画に基づき、治療と仕事の両立支援の施策の充実・強化のため、会社の意識改革・受け入れ体制の整備や、主治医、会社・産業医と、患者に寄り添いながらそれらをつなぐ「両立支援コーディネーター」によるトライアングル型支援、「地域両立支援推進チーム」による自治体や関係団体と連携した取組を推進してまいります。

 次に、労働災害防止計画についてです。
 近年の労働災害の状況を見ると、死亡災害は発生件数こそ減少しているものの、いまだその水準は低いといえず、また、死傷災害についても第三次産業への雇用者数の急速な移動や労働人口の高齢化に対応して、これまでとは異なった切り口、視点での取組が求められています。さらに、前述のように過労死やメンタルヘルス不調が大きな問題となっており、それらへの対策がますます重要になっているほか、化学物質による重篤な健康障害の防止や、今後増加が見込まれる石綿使用建築物の解体等工事への対策強化も必要となっています。
これらの課題に総合的に対応するため、現在、平成30年度を初年度とする中期計画である「第13次労働災害防止計画」を検討しているところです。具体的には、

 などを主な内容として検討しており、平成30年度から、計画に基づき各種対策に取り組むとともに、関係者への働きかけ・支援等に取り組んでまいります。
 安全衛生行政として取り組むべき課題は山積しておりますが、働く方の安全と健康の確保のため、厚生労働本省・都道府県労働局・労働基準監督署も含め、行政一丸となり、労働災害防止団体や関係団体の皆様とも連携し、全力で取り組んでまいりますので、引き続き、皆様方の一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

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【おしらせ】
平成30年度の林材業労働安全・労働衛生標語が決定しました

 林材業労災防止協会で募集を行っていた平成30年度の林材業労働安全及び労働衛生のポスター標語が決定しました。

 これらの標語は、平成30年度に協会が作製する安全・衛生ポスターをはじめ、協会の普及啓発資料等に使用されるもので、厳正な審査の結果、多数の応募作品の中から、入選2点、佳作4点が選ばれました。

[入選]

◎平成30年度労働安全標語

「手を抜くな 作業手順と 基本動作」
(東京都 吉岡敏郎さん)

◎平成30年度労働衛生標語

「健診で 増える安心 減るリスク」
(静岡県 青井春樹さん)

[佳作]

○労働安全

「おこたるな『基本動作』と『危険予知』」
(福井県 中川潔さん)
「危険から あなたを守る 指差し確認」
(愛知県 柴田紀子さん)

○労働衛生

「健診に プラスあなたの 自己管理」
(東京都 赤羽慶正さん)
「検診は元気な明日へのパスポート」
(香川県 玉井一郎さん)

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