トピックス

2020.1.6
【年頭のごあいさつ】令和2年の年頭に当たって
2020.1.6
【年頭所感】令和2年 労働基準局長年頭所感
2020.1.6
【年頭所感】令和2年 安全衛生部長年頭所感
2020.1.6
【お知らせ】令和2年度の林材業労働安全・林材業労働衛生標語が決定しました

【年頭のごあいさつ】
令和2年の年頭に当たって

令和2年の年頭に当たって

林業・木材製造業労働災害防止協会
会長 村松 二郎

林業・木材製造業労働災害防止協会 会長 村松 二郎

 新年を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。
 令和2年の年頭にあたり、あらためて日頃の林材業における労働災害防止活動にご尽力いただいております会員事業場の皆様をはじめ、当協会の事業運営にご指導、ご支援をいただいております関係行政機関並びに関係団体の皆様方に心から感謝申し上げます。

 皆様方のたゆまぬご努力の成果もありまして、林材業における労働災害発生件数は長期的に減少を続けておりますが、労働災害発生率をみますと他産業に比べ林材業は未だに高い水準で推移しているところです。

 本年も、林材業で働く方々が安全で健康に働けるよう、直近の労働災害発生状況などを踏まえつつ、労働災害防止計画に掲げた数値目標達成に向けて、次に掲げる労働災害防止対策事業を中心とした支援に取り組んでまいります。

 一つ目は、事業場の安全衛生管理活動を支援するため支援・指導の事業です。
 林材業では小規模事業場の割合が高く、安全管理体制が適切に運営されずに有効に機能していない事例が多くみられることから、安全管理士等の労働安全衛生の専門家による現場安全パトロール、個別安全指導、集団指導により個々の事業場や地域の労働安全衛生活動の水準向上を図るとともに、林野庁と連携した特別活動や業界全体の安全衛生活動底上げを図る支援・指導などにより効果的な現場指導を引き続き実施してまいります。
 また、昨年の労働安全衛生規則の一部改正により、受け口を作るべき胸高直径の範囲の拡大をはじめ、かかり木の速やかな処理の義務付け、伐倒作業における立入禁止等の規定及びチェーンソー伐木作業等における切創防止用保護衣の着用義務付けなど、事業主が講ずべき措置等の安全対策が強化されました。当協会では、改正内容のポイントを示したリーフレットの配布をはじめ、個別安全指導や集団指導会、現場安全パトロールを通じて、改正規則に沿った安全な作業方法を確実に実行していただくよう林材業事業場の皆様方に改正安衛則の周知を図ってまいります。
 さらに、昨年から都道府県、市町村に対する森林環境譲与税の配分が開始され森林整備等が本格的に始まることを踏まえ、関係機関と連携した労働災害防止対策の推進を検討してまいります。

 二つ目は、災害の未然防止を図る有効な手法であるリスクアセスメントの定着に向けた取組です。
 協会が林材業作業特有の災害を踏まえ開発した「簡易リスクアセスメント記録書」と「リスクアセスメント実践マニュアル」を活用した集団指導会を開催して参加者の拡大を図るとともに、現場への定着を目指したフォローアップなどの対策に取り組んでまいります。
 特に、林材業においては中高年齢労働者の割合が高く、また同年代の労働災害発生率が高いこともあり、中高年齢労働者の災害減少を図ることが喫緊の課題であることから、同年代の労働者に特化したリスクアセスメントの充実を進めてまいります。

 三つ目は、林業・木材製造業労働災害防止規程の遵守徹底への取組です。
 労働災害防止規程については、リスクアセスメント集団指導会において、災害事例と対応する遵守規程を盛り込んだ「今日の作業ポイントカード」をお配りして、災害が多い作業重点事項の指導を行ってまいりました。本年度も安全パトロールや個別指導を通じて、正しい作業手順と安全な作業方法を指導して災防規程の周知と遵守の徹底を図ってまいります。

 四つ目は、労働者の安全と健康を守る上で中核となる安全衛生教育事業です。
 最新の専門家の知見や法令改正を的確に捉え、安全衛生教育用教材の作成と改訂を行うとともに、的確な講師の選定と適切な講習方法に基づいた安全な教育研修の実施により、林業、木材製造業に携わる方々に向けた安全衛生水準の向上の支援を進めてまいります。
 また、昨年の安全衛生特別教育規程の改正により、伐木の直径等で区分されていたチェーンソーによる伐木等の業務に関する特別教育について、本年8月1日に統合・充実されて適用されることから、円滑な施行に向け協会をあげて補講が必要な作業者に対する補講講習を実施してまいります。

 五つ目は、林業における死亡労働災害の減少を図るための調査研究です。
 林業の死亡災害の約7割を占める伐木作業において、偏心木の伐倒やかかり木処理など高度な技術を要する作業に従事する伐木作業者に対する講習制度を構築するための「伐木作業者に対する能力向上教育の充実のための調査研究検討委員会」において昨年度に引き続き検討を進めてまいります。

 六つ目は、チェーンソー等の振動工具による振動障害をはじめとする職業性疾病の予防対策です。
 未だに発生をみている振動障害を予防するため、特殊健康診断の確実な実施のための受診勧奨や巡回特殊健康診断の実施を引き続き進めてまいります。また、腰痛など林業、木材製造業に特有な職業性疾病についても、予防対策の周知を行ってまいります。

 以上の対策が効果的かつ強力に進められるよう、本部・支部が一体となって会員事業場の皆様をはじめ、林材業関係者の皆様への支援、援助の推進を図ってまいりますので、当協会の活動に引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げます。

 この一年が希望と活力に満ちた良き年となりますよう祈念いたしますとともに、皆様方のご多幸とご発展をお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

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【年頭所感】
令和2年労働基準局長年頭所感

令和2年労働基準局長年頭所感

厚生労働省労働基準局長 坂口 卓

厚生労働省労働基準局長 坂口 卓

 あけましておめでとうございます。
 新年を迎え、心からお慶び申し上げます。本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
 令和二年の年頭に当たり、改めて日頃の労働基準行政への御理解と御協力に感謝申し上げますとともに、今後の労働基準行政の展開について述べさせていただきます。
 労働基準行政の主な役割は、労働時間や賃金など労働条件の確保、労働者の健康と安全の確保、労災保険の適正かつ迅速な給付、労使関係の調整でございます。
 本年も、働く方々が安心して安全に働くことができるよう、次の施策を中心に取り組んでまいります。

 第一に、働き方改革についてです。
 働き方改革は、一億総活躍社会の実現に向けた最大のチャレンジとして位置づけられておりますが、平成三十年、第百九十六回国会において、働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律が成立しました。年次有給休暇の年五日の確実な取得や、大企業における時間外労働の上限規制等については、昨年四月から施行されており、中小企業における時間外労働の上限規制については、本年四月から施行されることとなっております。法律の内容について、大企業はもとより全国各地の中小企業まで浸透するよう、四十七都道府県に設置した「働き方改革推進支援センター」の活用や、経済界と協力した説明会の開催など、丁寧かつ集中的な周知を行い、円滑な施行に取り組んでまいります。

 第二に、長時間労働の是正についてです。
 長時間労働の是正については、これまで、残業が月八十時間を超えていると考えられるすべての事業場や長時間にわたる過重な労働による過労死等に係る労災請求が行われた事業場に対する監督指導を実施してまいりました。本年も、引き続き、これら事業場に対する監督指導を徹底することとしております。また、本年四月より、中小企業に対しても時間外労働の上限規制に係る規定が適用されることから、きめ細やかな対応に努めてまいります。

 第三に、最低賃金・賃金の引上げについてです。
 経済の好循環を実現するためには、最低賃金を含めた賃金の引上げが重要であり、最低賃金については、昨年、全国加重平均で二十七円引上げの九百一円となり、昭和五十三年度に目安制度が始まって以降で最大の引上げ幅となりました。
 今後も、昨年の骨太の方針にも記載されたとおり、中小企業・小規模事業者が賃上げしやすい環境を整備することなどとあいまって、地域間格差にも配慮しながら、最低賃金が「より早期に」全国加重平均千円となることを目指してまいります。そのために、今年も中央・地方の最低賃金審議会での真摯な議論を促すとともに、賃金引上げに向けた助成措置や専門家による相談支援など、中小企業・小規模事業者の賃金引上げの環境整備に向けて、しっかりと取り組んでまいります。

 第四に、労働安全衛生対策についてです。
 労働災害による死亡者数は、長期的に減少しているものの、労働災害による休業四日以上の死傷者数は、六十歳以上の労働者数の増加やサービス産業化の進展などの就業構造の変化等により、増加傾向にあります。
 このため、サービス産業で増加している高齢者の労働災害を防止するための取組の推進、産業医・産業保健機能の強化やメンタルヘルス対策の推進を図ることなどにより、労働災害防止対策に取り組むとともに、疾病を抱える方が治療を受けながら安心して働き続けることができるよう、治療と仕事の両立支援を進めてまいります。

 以上の施策を中心に職員一同、全力を挙げて取り組んでまいりますので、今後とも、一層の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

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【年頭所感】
令和2年安全衛生部長年頭所感

令和2年 安全衛生部長年頭所感

厚生労働省労働基準局 安全衛生部長 村山 誠

厚生労働省労働基準局 安全衛生部長 村山 誠

 新年を迎え、心からお慶び申し上げます。本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
 令和2年の年頭に当たり、改めて日頃の労働安全衛生行政への御理解と御協力に感謝申し上げます。

 はじめに、労働災害防止に向けた基本的な考え方について申し上げます。
 我が国の人口は、減少に転じておりますが、出生率の低下を背景に、いわゆる団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年頃に向けて、15歳から64歳層の人口の減少が加速すると見込まれています。こうした人口構造の変化の中で、働く人一人ひとりが心身ともに健康を保ちながら、意欲や能力を一層発揮できる環境づくりが重要な課題となることから、労働災害の防止に向けた取組が一層強く求められております。
 近年の労働災害による死亡者数は、長期的に減少しているものの、労働災害による休業4日以上の死傷者数は、60歳以上の労働者数の増加やサービス産業化の進展などの就業構造の変化等により、むしろ増加傾向にあります。このため、具体的に以下の施策を中心に、労働災害防止対策に全力で取り組んでまいります。

 まず、働く人の安全確保対策について申し上げます。
 「経済財政運営と改革の基本方針2019」において、「サービス産業で増加している高齢者の労働災害を防止するための取組を推進する」とされたことなどを受け、有識者会議の御提言も踏まえつつ、事業者が講ずべき措置を盛り込んだガイドラインの作成・周知や、高年齢者の労働災害防止に取り組む中小企業に対する新たな支援を図ってまいります。
 また、外国人労働者の受入れが進み、外国人労働者の労働災害が増加傾向にある中で、日本語に不慣れな外国人労働者に対する安全衛生教育の重要性が増していることから、雇入れ時などに活用できる視聴覚教材を作成し、その普及等に努めてまいります。

 次に、働く人の健康確保対策について申し上げます。
 「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」に盛り込まれ、昨年4月に施行された産業医・産業保健機能の強化や長時間労働者に対する面接指導の強化について、各事業場で適切に実施されるよう、履行確保を図ってまいります。
 また、職場におけるメンタルヘルス対策を推進するため、ストレスチェックの実施の徹底、集団分析の結果を活用した職場環境改善の取組の促進、ストレスチェックの実施率が低調な労働者数50人未満の事業場に対する支援を図ってまいります。
 さらに、「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」の周知や両立支援コーディネーターの育成・配置等を進めることにより、企業・医療機関の患者に対する支援ノウハウの強化を図るとともに、地域両立支援推進チームの取組等を通じて、がんや難病等と仕事との両立に向けた地域における相談支援体制の構築等を進めてまいります。

 加えて、化学物質をめぐる対策として、石綿使用建築物の解体工事の増加が見込まれるとともに、石綿含有の事前調査が不十分な事案が見られることなどから、事業者による石綿のばく露防止対策等が徹底されるよう、その周知・指導等を図るとともに、環境省における大気汚染防止に向けた法規制の強化と歩調を合わせて石綿障害予防規則の見直しを進めてまいります。
 また、化学物質管理をめぐる国際的な動向、災害発生状況等を踏まえ、化学物質対策の在り方の見直しに向けた検討も進めてまいります。

 こうした施策を中心に、労働災害防止団体や労使団体をはじめ関係団体の方々と連携し、働く人の日々の仕事が安全で健康的なものとなり、働く人にとって、より良い将来の展望を持ち得るような社会づくりを進めてまいる所存です。今後とも、労働安全衛生行政への一層の御理解と御協力を賜りますよう、お願い申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。

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【お知らせ】
令和2年度の林材業労働安全・林材業労働衛生標語が決定しました

 林材業労災防止協会で募集を行っていた令和2年度の林材業労働安全及び林材業労働衛生のポスター標語が決定しました。

 これらの標語は、令和2年度に協会が作製する安全・衛生ポスターをはじめ、協会の普及啓発資料等に使用されるもので、厳正な審査の結果、多数の応募作品の中から、入選2点、佳作4点が選ばれました。

[入選]

◎令和2年度林材業労働安全標語

「危険作業 やるな させるな 見逃すな」
(静岡県 鈴木明さん)

◎令和2年度林材業労働衛生標語

「健康の 年輪重ね いい笑顔」
(千葉県 石井清次さん)

[佳作]

○林材業労働安全標語

「事故防止 すべての手順に 意味がある」
(大阪府 野田武さん)
「事故を呼ぶ 慣れと油断と未確認」
(長崎県 平山加代さん)

○林材業労働衛生標語

「健診は 健康管理の 第一歩」
(東京都 堀水芽依さん)
「疲労・ストレス 待たず 作らず 持ち込まず」
(広島県 得能義孝さん)

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