トピックス

2021.1.4
【年頭のごあいさつ】令和3年の年頭に当たって
2021.1.4
【年頭所感】令和3年 労働基準局長年頭所感
2021.1.4
【年頭所感】令和3年 安全衛生部長年頭所感
2021.1.4
【お知らせ】令和3年度の林材業労働安全・林材業労働衛生標語が決定しました
2021.1.4
【行政通達】労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令及び労働安全衛生規則の一部を改正する省令の施行について

【年頭のごあいさつ】
令和3年の年頭に当たって

令和3年の年頭に当たって

林業・木材製造業労働災害防止協会
会長 村松 二郎

林業・木材製造業労働災害防止協会 会長 村松 二郎

 新年を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。
 令和3年の年頭にあたり、林材業における労働災害防止活動にご尽力いただいております会員事業場の皆様をはじめ、当協会の事業運営にご指導、ご支援をいただいております関係行政機関並びに関係団体の皆様方に心から感謝申し上げます。

 また、昨年は、チェーンソーによる伐木等作業の特別教育の統合と安全衛生特別教育規程の改正が施行され、従来の特別教育修了者を対象とする補講においては、林材業でチェーンソー作業に従事するほぼ大部分の労働者の方々が補講を修了されましたことについて、会員事業場をはじめ関係者のご協力に重ねて感謝申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症は、非常に大きな問題として続いており、職場や生活の場における感染症対策が強く求められています。そして、山の現場、木材産業の現場といえども新型コロナウイルスと無縁ではありません。私たち協会は、会員の皆さまとともに労働災害ゼロを目指して活動していますが、労働災害だけでなく職場における感染症対策を徹底し、新型コロナウイルスに巻き込まれることなく安全で健康な林業、木材製造業の職場を作ることが、ひいては魅力ある林業、木材産業につながるものと信じています。

 さて、皆様方のたゆまぬご努力の成果もありまして、林材業における労働災害発生件数は長期的に減少を続けておりますが、労働災害発生率をみますと他産業に比べ林材業は未だに高い水準で推移しているところです。

 本年も、林材業で働く方々が安全で健康に働けるよう、直近の労働災害発生状況などを踏まえつつ、労働災害防止計画の第4年目として、計画に掲げた数値目標達成に向けて、次に掲げる事業を中心とした支援に取り組んでまいります。

 一つ目は、伐木等作業における労働災害撲滅のための対策事業です。
 林業における死亡災害のうち、伐木等作業による死亡災害は6割以上を占めています。伐木等作業の中には、高度な技術が必要とされる場面も多くあり、安全作業を行うための技能と知識を身につけることが不可欠です。一方、伐木等作業における死亡労働災害においては、中高年齢労働者と新規就業者の割合が高く、このような労働者への研修が必要です。
 また、令和元年度から都道府県、市町村への森林環境譲与税の譲与が開始され、地域の森林整備等が本格化するとともに主伐期を迎えた人工林の伐採や整備が促進され、それらに伴って労働災害の増加が懸念されます。
 こうしたことから、林野庁と連携した特別活動では、安全管理士と都道府県に配置される林業普及指導員に加えて、市町村の林業請負事業発注担当者にも参加していただき、効果的な現場指導を展開いたします。
 さらに、偏心木等困難木の伐倒やかかり木処理など高度な技術を要する作業に従事する伐木等作業者に対する講習制度に係る「伐木等作業者に対する能力向上教育の充実のための調査研究検討委員会」では、安全衛生教育を充実させるための検討を引き続き進めてまいります。

 二つ目は、事業場の安全衛生管理活動を支援するための支援・指導事業です。
 林材業では小規模事業場の割合が高く、安全衛生管理体制の整備が十分でなかったり、有効に機能していなかったりという事例が多くみられるとともに労働災害発生率が他産業に比べて非常に高い状況にあることから、これら小規模事業場への集中指導が求められます。
 また、昨年、厚生労働省は、高年齢労働者の増加を踏まえ、高年齢者が安心して安全に働ける職場環境の実現を目的として「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」を作成し、事業者と労働者が講ずべき措置が盛り込まれました。
 これらのことから、安全管理士等の労働安全衛生の専門家による現場安全パトロール、個別安全指導、集団指導により個々の事業場や地域の労働安全衛生活動の水準向上を図るとともに、高年齢労働者を雇用する事業場には安全衛生管理状況に応じた災害防止のための支援を行います。さらに、非会員を含めた業界全体に対する技術支援と指導により自主的な安全衛生活動の底上げを図る事業を進めます。

 三つ目は、災害の未然防止を図る有効な手法であるリスクアセスメントの定着に向けた取組です。
 協会が林材業作業特有の災害を踏まえ開発した「簡易リスクアセスメント記録書」と「リスクアセスメント実践マニュアル」を活用した集団指導会を開催して参加者の拡大を図るとともに、現場への定着を目指したフォローアップなどの対策に取り組んでまいります。
 特に、林材業においては中高年齢労働者の割合が高く、また同年代の労働災害発生率が高いこともあり、中高年齢労働者の災害減少を図ることが喫緊の課題であることから、同年代の労働者を対象としたリスクアセスメント集団指導会の充実を進めてまいります。

 四つ目は、林業・木材製造業労働災害防止規程の遵守徹底への取組です。
 労働災害防止規程については、リスクアセスメント集団指導会において、災害事例と対応する遵守規程を盛り込んだ「今日の作業ポイントカード」を活用して災害が多い作業重点事項の指導を行うとともに、安全パトロールや個別指導を通じて、正しい作業手順と安全な作業方法を指導して災防規程の周知と遵守の徹底を図ってまいります。

 五つ目は、労働者の安全と健康を守る上で中核となる安全衛生教育事業です。
 最新の専門家の知見や法令改正を的確に捉え、安全衛生教育用教材の作成と改訂を行うとともに、的確な講師の選定と適切な講習方法に基づいた安全な教育研修の実施により、林業、木材製造業に携わる方々に向けた安全衛生水準の向上の支援を進めてまいります。

 六つ目は、チェーンソー等の振動工具による振動障害をはじめとする職業性疾病の予防対策です。
 未だに発生をみている振動障害を予防するため、特殊健康診断の確実な実施のための受診勧奨や巡回特殊健康診断の実施を引き続き進めてまいります。また、腰痛など林業、木材製造業に特有な職業性疾病についても、予防対策の周知を行ってまいります。

 以上の対策が効果的かつ強力に進められるよう、本部・支部が一体となって会員事業場の皆様をはじめ、林材業関係者の皆様への支援、援助の推進を図ってまいります。今後とも当協会の活動に引き続きのご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げるとともに、皆様方のご多幸とご発展並びに新型コロナウイルス感染の早期収束を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

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【年頭所感】
令和3年労働基準局長年頭所感

令和3年労働基準局長年頭所感

厚生労働省労働基準局長 吉永 和生

厚生労働省労働基準局長 吉永 和生

 あけましておめでとうございます。
 新年を迎え、心からお慶び申し上げます。本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
 令和三年の年頭に当たり、改めて日頃の労働基準行政への御理解と御協力に感謝申し上げますとともに、今後の労働基準行政について述べさせていただきます。

 第一に、新型コロナウイルス感染症対策についてです。
 昨年は、特に新型コロナウイルス感染症の問題が非常に大きなテーマになっており、当局においても、「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト」等を作成し、関係団体に対し、累次の協力依頼を行うなどの対応を行ってまいりました。
 今後は、ウィズ・ポストコロナにおける働き方を見据えた新しい働き方について考えていく必要があります。テレワークについては、労働時間管理の在り方、作業環境や健康状況の管理・把握、メンタルヘルス等に関する昨年の検討会での議論を踏まえ、できる限り早く、ガイドラインの見直しなど必要な対策を講じ、良質なテレワークの普及に取り組んでまいります。
 また、フリーランスについては、安心して働ける環境整備のための政府のガイドラインにおいて、現行法上「雇用」に該当する場合は、契約形態にかかわらず、労働関係法令が適用されることについて明確化してまいります。併せて、フリーランスの方に対する労災保険の適用について、労災保険特別加入制度の対象範囲の見直し等に向けて議論を行ってまいります。
 そして、副業・兼業については、昨年九月に改定したガイドラインの内容を丁寧に周知し、引き続き企業も労働者も安心して副業・兼業を行うことができる環境を整備してまいります。

 第ニに、過労死等防止対策についてです。
 過労死等防止対策推進法に基づき定める「過労死等の防止のための対策に関する大綱」の見直しについて、現在過労死等防止対策推進協議会で議論を始めたところです。働くことで命を落としたり、健康を損なったりすることは、あってはならないものであり、「過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることの出来る社会」を実現するための取組を着実に進めてまいります。

 第三に、働き方改革についてです。
 働き方改革関連法については、これまでに、時間外労働の上限規制や、年次有給休暇の年5日の確実な取得などが、順次施行されており、引き続き、周知や働き方改革推進支援センター等による支援に取り組んでまいります。
 時間外労働の上限規制の適用が猶予されている事業・業務については、令和6年度からの適用に向け、長時間労働を是正するための環境整備に、引き続き、関係省庁と協力しながら、取り組んでまいります。特に、「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」の見直しに当たっては、今年度中に実態調査の結果を取りまとめ、来年度以降、関係労使に引き続き御議論いただき、検討を進めてまいります。また、医師の働き方については、昨年十二月に「医師の働き方改革の推進に関する検討会」において中間とりまとめを行ったところであり、必要な法令整備に向け、医療行政と連携して取り組んでまいります。

 第四に、最低賃金についてです。
 最低賃金の引上げに当たっては、中小企業・小規模事業者が賃上げしやすい環境整備が不可欠であり、中小企業における設備投資やIT化等の生産性向上の取組に対する支援や、下請事業者の取引環境の適正化などに取り組んでまいります。

 第五に、労働安全衛生対策についてです。
 近年の労働災害による死亡者数は、長期的に減少しているものの、労働災害による休業四日以上の死傷者数は、高年齢労働者の増加やサービス産業化の進展などの就業構造の変化等により、増加傾向にあります。

 このため、高齢者の労働災害を防止するための取組の推進、メンタルヘルス対策の推進を図ることなどにより、労働災害防止対策に取り組むとともに、疾病を抱える方が治療を受けながら安心して働き続けることができるよう、治療と仕事の両立支援を進めてまいります。

 以上の施策を中心に、経済環境が厳しい中、労働条件が確保できるよう、職員一同全力を挙げて取り組んでまいりますので、今後とも、一層の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

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【年頭所感】
令和3年安全衛生部長年頭所感

令和3年 安全衛生部長年頭所感

厚生労働省労働基準局 安全衛生部長 田中 佐智子

厚生労働省労働基準局 安全衛生部長 田中 佐智子

 新年を迎え、心からお慶び申し上げます。本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。令和3年の年頭に当たり、改めて日頃の労働安全衛生行政への御理解と御協力に感謝申し上げます。

 我が国の人口は、減少に転じておりますが、出生率の低下を背景に、いわゆる団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年頃に向けて、15歳から64歳層の人口の減少が加速すると見込まれています。こうした人口構造の変化の中で、働く人一人ひとりが心身ともに健康を保ちながら、意欲や能力を一層発揮できる環境づくりが重要な課題となっており、労働災害の防止に向けた取組も一層強く求められております。
 近年の労働災害による死亡者数は、長期的に減少しているものの、労働災害による休業4日以上の死傷者数は、高年齢労働者の増加やサービス産業化の進展などの就業構造の変化等により、増加傾向にあります。これらを踏まえ、労働災害防止対策に全力で取り組んでまいります。

 また、昨年来、職場における新型コロナウイルス感染症の感染防止対策が重要となっております。職場における新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図りつつ、業務を継続していただくため、「職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリスト」の活用等により、職場における感染予防、健康管理の状況を確認した上で、職場の実態に即した感染拡大防止対策を検討することなど、労使が一体となって感染拡大防止対策に取り組んでいただくよう、協力を依頼してきたところです。
 引き続き、職場における感染防止対策に全力で取り組んでまいります。

 働く人の安全確保対策について申し上げます。
 第13次労働災害防止計画(計画期間:平成30年度〜令和4年度)の重点業種への対策のほか高年齢労働者の増加を踏まえ、高年齢者が安心して安全に働ける職場環境の実現を目的として作成した、事業者と労働者が講ずべき措置を盛り込んだガイドラインの周知や、高年齢者の労働災害防止に取り組む中小企業に対する支援を進めてまいります。
 また、外国人労働者の受入れが進み、外国人の労働災害が増加傾向にある中で、日本語に不慣れな外国人労働者に対する安全衛生教育の重要性が増していることから、雇入れ時などに活用できる視聴覚教材の普及等に努めてまいります。

 次に、働く人の健康確保対策について申し上げます。
 職場におけるメンタルヘルス対策を推進するため、ストレスチェックの実施の徹底、集団分析の結果を活用した職場環境改善の取組の促進、ストレスチェックの実施率が低調な労働者数50人未満の事業場に対する支援を図ってまいります。
 また、「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」の周知や両立支援コーディネーターの育成・配置等を進めることにより、企業・医療機関の患者に対する支援ノウハウの強化を図るとともに、地域両立支援推進チームの取組等を通じて、がんや難病等と仕事との両立に向けた地域における相談支援体制の構築等を進めてまいります。

 さらに、化学物質をめぐる対策として、石綿使用建築物の解体工事の増加が見込まれる中で、石綿含有の事前調査や労働基準監督署への届出が適切になされないなど、石綿等が使用されている建築物等の解体・改修工事に必要な措置を適切に実施していない事例が散見されたことから、事前調査を行う者の要件を定めるほか、事前調査結果等の電子届出制度の創設、写真等による作業記録の保存義務化などを内容とする石綿障害予防規則の改正を昨年行いました。本年は、改正規則の周知・指導等を図るとともに、同様の内容により大気汚染防止法を改正した環境省とも連携して、解体・改修工事における石綿ばく露防止を図ってまいります。
 また、化学物質管理をめぐる国際的な動向、災害発生状況等を踏まえ、化学物質対策の在り方の見直しに向けた検討を進めてまいります。

 こうした施策を中心に、労働災害防止団体や労使団体をはじめ関係団体の方々と連携し、働く人の日々の仕事が安全で健康的なものとなり、働く人にとって、より良い将来の展望を持ち得るような社会づくりを進めてまいる所存です。今後とも、労働安全衛生行政への一層の御理解と御協力を賜りますよう、お願い申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。

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【お知らせ】
令和3年度の林材業労働安全・林材業労働衛生標語が決定しました

 林材業労災防止協会で募集を行っていた令和3年度の林材業労働安全及び林材業労働衛生のポスター標語が決定しました。

 これらの標語は、令和3年度に協会が作製する安全・衛生ポスターをはじめ、協会の普及啓発資料等に使用されるもので、厳正な審査の結果、多数の応募作品の中から、入選2点、佳作4点が選ばれました。

[入選]

◎令和3年度林材業労働安全標語

「「まさか」より「もしや」で見抜く 危険の芽」
(千葉県 堀卓さん)

◎令和3年度林材業労働衛生標語

「無理せずに 心と体に 思いやり」
(神奈川県 萩原陽子さん)

[佳作]

○林材業労働安全標語

「ひとさし指で 導く視線と 示す安全」
(新潟県 大渕航さん)
「油断せず 慣れた作業も 全集中」
(東京都 平田淳さん)

○林材業労働衛生標語

「健康は 日頃の管理 心がけ」
(千葉県 齊藤多輝さん)
「健康は 過信しないで 日々チェック」
(神奈川県 小菅一郎さん)

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【行政通達】
労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令及び労働安全衛生規則の一部を改正する省令の施行について

令和2年12月14日付け基発1214第2号「労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令及び労働安全衛生規則の一部を改正する省令の施行について」(PDF:199KB)

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