林業労働災害(死亡災害)速報一覧

伐倒木により折れた隣接木の枝が直撃

災害発生日時等 2000年11月17日
災害発生場所 北海道
被災者年齢等 60歳(男性)
作業種別 伐倒(択伐)
災害発生状況 被災者は、立木伐採作業を行っていた。(他の作業者は、集材作業等に従事)センノキ(元口径56cm、長20m)を伐倒した際、二股部分に入った状態となっていたと思われる傾斜木(半枯損木:径26cm、長18m)が他の木に阻まれ、センノキは予定外の方向に倒れた。
倒れたセンノキは、近くにあったトドマツにぶつかり枝が折れ、その折れたセンノキの枝(径16cm、長7m)が、5.5m退避していた被災者の頭部を直撃した。作業終了時間になっても戻ってこないため、同僚が、伐倒現場へ探しに行ったところ、センノキの枝が胸に乗り、ホイッスルをくわえたまま倒れている被災者を発見した。
退避場所への通路の笹等は刈払われていた。
使用機械 伐木造材機械(チェーンソー)
経験年数 40年
作業場所の林種別 天然林
作業対象 伐倒木(径56cm 樹高20m)