林業労働災害(死亡災害)速報一覧

伐倒作業中、突然幹が裂け被災者を直撃

災害発生日時等 2001年03月22日
災害発生場所 和歌山県
被災者年齢等 60歳(男性)
作業種別 その他(造林地周辺部の支障木の伐採)
災害発生状況 被災者は、シキミ・サカキ等を栽培している林地周辺部において、日照の妨げとなる雑木の伐採作業を行っていた。
被災者が、ハゼノキ(直径約20cm、長さ約20m)を伐採していたところ、突然幹が裂け、被災者とは反対側の斜面に一旦は倒れたが、反動で元口が被災者の頭部を直撃、直ぐさま胸部及び腹部を強打し、材の下敷きとなり死亡災害となった。
後日、伐根を確認したところ、追い口を受け口と同じ高さに設けていた。
なお、被災者は、ヘルメットを着用していた。
また、当日は、伐採2名(被災者含む)、下刈り5名の作業員が当該林地おいて作業を行っていた。
使用機械 伐木造材機械(チェーンソー)
経験年数 30年
作業場所の林種別 天然林
作業対象 伐倒木(径20cm 樹高20m)