林業労働災害(死亡災害)速報一覧

急傾斜地で玉切り作業中、玉切りした材が斜面を滑落し、その下敷きになる

災害発生日時等 2002年06月01日
災害発生場所 秋田県
被災者年齢等 53歳(男性)
作業種別 造材
災害発生状況 被災者は急傾斜地(傾斜角37°)において、径50cm、樹高22mの松くい虫被害木を伐採し、梢端部から根元方向(斜面下から上)へ臨時雇用の二人が集積できる程度の長さにチェーンソーにより玉切り作業を行っていた。根元から8m地点に回転防止の支え木をしていたが、支え木から2m上部を玉切りした際、残り6mの丸太が回転のうえ斜面を滑落、逃げ遅れた被災者が下敷きとなり肝臓破裂で死亡した。
・作業していた幹は、斜面に対し約10°の傾きがあり、作業が材の下側(沢側)であった。
使用機械 伐木造材機械(チェーンソー)
経験年数 19年
作業場所の林種別 天然林(クロマツ)
作業対象 伐倒木(径50cm、樹高22m)