林業労働災害(死亡災害)速報一覧
かかり木を放置して次の伐倒作業中、かかり木が倒れてきた。
災害発生日時等 | 2003年02月28日 |
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災害発生場所 | 北海道 |
被災者年齢等 | 59歳(男性) |
作業種別 | 伐倒(間伐) |
災害発生状況 | 被災者は、他の2名とともに午前8時頃から市有林の間伐作業をしていた。14時30分頃、同僚が立木の下にしゃがみ込むように倒れていた被災者を発見したが既に死亡していた。被災者は、当日被災した場所から約20m離れた場所で、カラマツ(胸高直径25㎝、樹高21m)を伐倒したところ、これが「かかり木」になったが、これを放置して次の立木(カラマツ(胸高直径20㎝、樹高22m))の伐倒をすべく受け口を作っていたところへ、先に発生していた「かかり木」が突然外れ、これの先端が頭部に激突し、被災した。被災場所には保護帽が脱げ落ち、多量の血が流れていた。なお、当日は風もなく、かかり木が外れた原因は不明 |
使用機械 | 伐木造材機械(チェーンソー) |
経験年数 | 10年 |
作業場所の林種別 | 人工林 |
作業対象 | 伐倒木(径25㎝、樹高21m) |
その他特記すべき事項 | 被災者は、チャーンソーの特別教育を修了していた。 |