林業労働災害(死亡災害)速報一覧
伐木作業中、斜面上方の先に伐倒したマツがはずみで滑落し挟まれ死亡した。
災害発生日時等 | 2003年07月09日 |
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災害発生場所 | 島根県 |
被災者年齢等 | 68歳(男性) |
作業種別 | 造材 |
災害発生状況 | 被災者は、事業主と他の作業員2名と索張り準備をしていた。7時30分、現場集合、作業開始。被災者と事業主は頂上に登り、他の2名はワイヤーロープを頂上まで運び上げていた。11時00分、頂上で全員が集合。被災者が、索張りの支障となるアカマツ2本を伐採しなければならないと話し、現場に1人で向かった。13時00分、被災者が昼を過ぎても戻らないため、様子を見に行った事業主がマツとマツの間に挟まれた被災者を発見し、病院に搬送した。14時18分、死亡確認。死亡原因:胸部圧迫による窒息死。被災の状況:被災者は1人で2本(同一斜面上)のアカマツの伐木造材作業を行っていた。斜面下方のマツ(伐根径27㎝、材長13.8m)が滑落し挟まれた。(推測)斜面方向に伐倒されていた雑木にマツの樹皮が残っていたことから、何かのはずみで、マツが動き、この木に乗っかるような形で勢いよく斜面を滑落したと推測する。 |
使用機械 | 伐木造材機械(チェーンソー) |
経験年数 | 確認中 |
作業場所の林種別 | 人工林 |
作業対象 | 伐倒木(伐根径 材長 38㎝、9.7m 27㎝、13.8m) |
その他特記すべき事項 | 被災者はチェーンソーの特別教育未受講、ヘルメット着用 |