林業労働災害(死亡災害)速報一覧

伐倒作業中、伐倒方向を規制していたワイヤロープに伐倒木が倒れかかり、ワイヤロープが切れた弾みで飛んだチルホールが激突した

災害発生日時等 2008年12月18日
災害発生場所 大阪府
被災者年齢等 71歳(男性)
作業種別 伐倒
災害発生状況 被災者は、同僚と共に4名でダム工事に伴う支障木の伐採(伐り捨て)作業に従事していた。林地保全のため伐採木を水平に倒す必要があることから、ロープとチルホールを用い伐倒方向を規制していた。当日は2人1組の作業で、被災者は伐倒方向の規制を、相方が伐採点の切り込みを行っていた。被災者は次の伐採予定木にワイヤロープを巻きつけ、チルホールを近くの立木にナイロンロープで台付け固定し、あらかじめ張った状態で待機していた。他の組が、他の伐採木(直径30cm、樹高22m)を伐倒したところ、被災者があらかじめ張っていたワイヤロープに梢端部が倒れかかり、衝撃で台付けロープが切れ、その弾みでチルホール本体が飛び被災者に激突した。