林業労働災害(死亡災害)速報一覧

造林作業中、元玉切りしたかかり木が折損し、直撃された

災害発生日時等 2011年08月17日
災害発生場所 愛媛県
被災者年齢等 60歳(男性)
作業種別 造林
災害発生状況 当日被災者は、同僚と2人で保育間伐作業に従事。また、班長は林業機械(グラップル)を災害現場に搬入する途中であった。9時30分頃、被災者は人工林の中にあったマツクイムシにより枯れたアカマツ(胸高径31cm、樹高19m)を所有者の要望で伐倒したが、予定の方向に倒れずかかり木となった。近くにいた班長は、被災者に林業機械で処理するよう指示し、自らグラップルを取りに行ったが、被災者はそれを待たず自分の判断で、元口から90cmのところを元玉切りしたところ、中間から折損し先端部が被災者に落下し、首・背中を直撃し受災したものと思われる。なお、現地調査では、受け口及び追い口の伐倒の基本を守っていなかった。