林業労働災害(死亡災害)速報一覧

伐倒作業中、受け口追い口を入れて放置した材が倒れ激突された

災害発生日時等 2012年05月14日
災害発生場所 愛媛県
被災者年齢等 65歳(男性)
作業種別 伐倒
災害発生状況 被災者は、同僚と2人で伐採作業に従事。被災者が伐倒をし、その後同僚と2人で枝払いを行っていたが、ヒノキ1本を受け口、追い口とも施していたものを伐倒せず、放置したまま、先に伐倒した4本の枝払いを先行したところ、放置した木が倒れてきて、被災者に激突した。近くで、別の木の枝払いしていた同僚は、運よく激突を免れたが、身体の近くを枝が通り過ぎたようである。放置した理由は、伐倒木が積み重なると枝払いが困難になり、また重心も枝が追い口側に多くあり、直ぐに倒れないと判断していた(後からロープをかけ、受け口側に倒すつもりにしていた)と推測される。