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緊急連絡体制の整備

緊急時(労働災害の発生時、作業者の所在不明時等をいう)に、被災者を早急に救護できるよう緊急連絡の方法等を決定し、その内容を山土場等、連絡の拠点となる場所に掲示するなどにより周知させておきましょう。

緊急時の連絡方法を決定し、周知徹底させましょう

作業間の連絡方法(先山作業現場など)

  1. 呼び子
  2. トランシーバ
  3. その他

先山作業現場の連絡拠点(土場作業など)との連絡方法

  1. トランシーバ
  2. 携帯電話
  3. その他

連絡拠点(山土場など)から事務所、消防署などへの連絡方法

  1. 「無線で事務所に連絡」→「救急車を呼んでもらう。」
  2. 「自転車で近くの民家に行く」→「電話で事務所に連絡する。」
  3. その他

緊急時における被災者の移送方法を決定し、周知徹底させましょう。

災害発生場所から連絡拠点(山土場など)まで

  1. 被災者の応急措置をする
  2. ほかの作業者に応援してもらう。
  3. 担架などで山土場まで下ろす。

連絡拠点(山土場など)から医療機関まで。

  1. 治療が急がれる場合は、マイクロバスなどで途中まで移送する。
  2. 途中で救急車に移しかえる。

現場には救急用品を備えておく。

緊急連絡の手順を明らかにしておきましょう。

救急車の要請のしかたを明らかにしておきましょう

緊急時の連絡責任者を選任し、その氏名を周知させておきましょう。

連絡責任者(緊急時に連絡の指揮をとる者)をあらかじめ選任しておきましょう。

作業開始前の連絡責任者の役割

  1. 作業開始前、連絡先の確認
  2. 事務所への通信可能位置(現場)の確認
  3. 作業者間の安全確認方法(呼び子、トランシーバー、その他)
  4. 作業者の所在が分からないときの対応((3)の作業者の応答がなく、所在が分からなく労働災害発生のおそれがあるときは、ただちに探す。)

災害発生時における連絡責任者の役割

  1. ただちに被災者の応急措置をする。
  2. 拠点場所(山土場など)に被災者を移す。
  3. 被災者氏名、被災の程度、救急車の必要の有無などを把握する。
  4. 事務所、消防機関などの救急機関へ連絡する。
  5. 救急機関からの応急手当ての指示を聞く。

緊急時対応のための日常からの心得

作業開始前、必ず確認しておきましょう。

  1. 現場に持ち込む通信機器
  2. 救急用品

現場で異常に気づいたときは、ただちに連絡責任者が連絡しましょう。

(例)

  1. 不自然にチェーンソーの音がしなくなった。
  2. 他の作業者に異常が発生した。

緊急時の連絡などについての教育訓練を日頃から受けておきましょう。