林業労働災害(死亡災害)速報一覧

2026年発生分(2026年02月19日現在)

都道府県、林災防支部、地方駐在安全管理士からの報告を取りまとめたものです。
類似災害の発生を防止するために公表しているものです。
調査結果により、後日掲載内容の削除、内容の修正を行うことがあります。

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2002年

No. 県名 発生日 性別 年齢 経験年数 作業種別 災害の概要
秋田県 2002年01月16日 男性 66歳 10年 伐倒(皆伐) 車道から300mほど入った雑木林で、仲間7人でチップの原材料となる雑木の伐採搬出作業を行っていた。被災者は伐倒予定木の根本の雪堀作業をしていたが、何らかの理由で当該箇所から伐倒木が激突する恐れのある箇所に立ち入った。雪だまり等で被災者を見失っていた伐倒手が合図を行った後に伐倒した。その後、ナラ立木(高さ12m、胸高直径16cm)の伐倒木のすぐ横で腰まで雪に埋まっていた被災者を発見した。災害直後、被災者は徐々に意識を失い、町内の病院に救急車で運ばれたが出血多量で死亡した。
北海道 2002年01月30日 男性 69歳 30年 伐倒(択伐) カバ(胸高直径28cm)を谷側に伐倒したところ、伐倒方向がずれ、前方のイタヤカエデ(直径20cm)の枝と幹の二股部分にかかり木となり、その反動で伐倒木の元口が跳ね上がり、伐倒者に激突した。9時に病院に収容され、胸部あばら骨折、骨盤骨折により休業2カ月の診断、3日後に被災者の地元の病院に転院する予定であったが、夕方になり容体が急変し、死亡したものである。
鹿児島県 2002年02月01日 男性 60歳 20年 伐倒(間伐)、車両集材 (2月1日)
被災者は、集材した材を林内作業車に積み込む作業をおこなっており、積込み中の材が左足(くるぶし)に落下し、負傷した。
(2月8日)
負傷した足の痛みが治まらないため、病院へ行ったところ「骨折」と診断される。
(2月12日)
容態が悪化し、病院へ搬送され入院。
(2月17日)
「細菌性髄膜炎」により死亡。
宮崎県 2002年02月04日 男性 65歳 8年8ヶ月 伐倒(間伐) 【第1報】
 間伐作業中であった被災者が、直径約60cmの伐採木(スギ35年生)の横に倒れているのを発見された。伐採し待避する際、伐採木の倒れる方向に足を滑らせたとみられる。死亡原因は不明であるが、頭部損傷がありヘルメットが破損していた。
【第2報】
 災害発生当時、現場では作業班長を含め4名が作業をしていた。
 班長は、事故現場から約50m離れた作業路から伐採を行う被災者が見えていたが、被災者の姿が視界から消えた後スギが倒れた。チェーンソーのエンジンが止まらないのでおかしいと思い近づいたところ、被災者が倒れていた。(左肩が伐倒木に挟まった状態)。 直ちに病院に搬送されたが、脳挫傷による死亡が確認された。
 現場は、傾斜20度、被災者の足元は13度の山林で、被災者は、根本直径約60cm(長径62cm、短径49cm)、長さ約24mのスギを伐採中であった。詳細は不明であるが、被災者は何らかの原因で転倒して石で頭部を強打し、伐倒木に頭部を圧迫されたと思われる。
岩手県 2002年02月06日 男性 71歳 40年 伐倒 被災者は当日同僚2名とスギ・カラマツの混交林をチェーンソーにより伐採作業を行っていた。当日午後被災者は、樹高20m、根元径約50cmのスギを伐採したところ、付近にあったカラマツ立木に「かかり木」となったので、これをはずす作業に取り掛かろうとしたとき、突然かかり木となっていたスギがはずれ、かかり木の下にいた被災者に落下し、被災者の頭部を直撃したものと推定される。(脳挫傷により死亡)
〔チェーンソーをもったまま、かかり木の下を移動中、突然倒れてきたかかり木の下になり受災。無風状態、けん引具は持っていなかった。〕  
秋田県 2002年02月07日 男性 67歳 35年 伐倒(間伐) 災害が発生した事業所は、地元森林組合と間伐作業の請負契約を結び、その作業のため作業班員5名(被災者含む)が午前8時に現場へ到着した。作業箇所まで約400m徒歩で移動した後、ミーティングを行い、8時30分より作業を開始した。班長は、重機(バックホー)で搬出路作設、1名は支障木の伐採、被災者外2人は間伐作業を行っていた。被災者は、かかり木をそのまま放置して、そばの別の木を伐採、枝払していたところ、かかり木が倒れてきて、その枝が頭部(ヘルメット着用)に当たって被災した。病院に搬送され、手当を受けていたが死亡した。(頭蓋骨骨折、脳挫傷)
栃木県 2002年02月13日 男性 45歳 8年 その他(本数調整伐) 被災者は、2月13日、当日の本数調整伐の作業が修了した後、通常どおり森林組合所有の車輌(四輪駆動トラック)で、森林組合事務所へ帰所しようとした。被災者の同僚の森林組合作業班員が運転し、被災者が助手席に同乗して森林組合事務所へ帰所する途中の町道において、道路右側の土留ブロックに車輌が衝突した。被災者は、病院へ搬送された後、病院において死亡した。
秋田県 2002年02月16日 男性 59歳 36年 伐倒(間伐) 作業員4人でスギ人工林(46年生)の間伐作業を行っていた。このうち3人の作業員が、それぞれチェーンソーを持ち、伐倒作業をしていたが、昼になり、2人の作業員が休憩所に戻る途中、被災者が伐倒木(長さ15m、直径34cm)の下敷きになっているのを発見した。被災者は病院に運ばれたが、頚椎、肋骨の骨折などによる外傷性ショックで死亡した。 被災者が下敷きとなった伐倒木は、かかり木となったため、この木の根本を4回玉切り(長さ50cm×4回)したが、それでもかかり木がはずれないため、掛かられている木を伐倒したところ、かかり木が突然落下し、死亡した。                 
北海道 2002年03月07日 男性 51歳 21年 伐倒(択伐) 当日、ミーティング終了後、7時30分から現場代理人含む10名で伐採作業に従事していた。9時50分ころ、同僚が、伐倒したミズナラの下敷きになっている被災者を発見した。三又となっていたミズナラ(径70cm、樹高17m)の木の短い枝(元口径47cm)を切り落とした後、二又状態の当該ミズナラを伐倒した。伐倒した二又のミズナラの枝を切ったところ、伐倒木が動転し、先に切った枝と動転した木に挟まれたものと思われる。
兵庫県 2002年03月21日 男性 63歳 2年 伐倒(択伐) 事業主は、木炭及びシイタケの生産業者。当日は2人で作業していた。被災者は、架線集材の準備のため伐採された支障木の枝払いをしていた。事業主の息子が林内作業車のキャタピラが外れたため、家に道具を取りに帰っている間に被災者がクルミの木をチェーンソーで伐採し、倒れてきた木に挟まれたものと思われる。もともと被災者は、玉切り、枝払い専門で、伐倒作業は別の者が行っていた。被災者に対して、伐倒作業の指示はしていなかった。胸高直径30cmのクルミの木で、伐採が難しい立木。発生当時は春一番の強風が吹いていたようである。
秋田県 2002年04月12日 男性 60歳 20年 伐倒(間伐) 作業員5人(伐倒、造材作業4人、グラップル集材1人)で、スギ人工林(38年生)の間伐作業を行っていた。前日の伐倒作業でかかり木が1箇所(A地点)発生したが、そのまま作業を終了した。当日更に1箇所(B地点)かかり木が発生したため、集材作業をしていたグラップルを活用し、B地点のかかり木を処理中、グラップル後方で状況を見ていた被災者に、A地点のかかり木が倒れたことにより、ヘルメット前部が破損し、鼻血を流した状況で発見された。被災者は病院に運ばれたが、脳挫傷と前頭部多発骨折で死亡した。
岐阜県 2002年04月25日 男性 65歳 16年 その他(雪害木の伐採) 民有林での雪害木処理中の事故
 株から15m位の所で立木の根元に掛かり弓状に山腹と平行に横倒れしている雪害木の元切りをした際、伐採木にはねられ胸部を強打し、伐倒木が頭部を押さえ込むように倒れた。
島根県 2002年04月28日 男性 53歳 15年 伐倒(皆伐) ○被災者は事業主と他の従業員2名と現場で伐木造材作業を行っていた。
7:30 現場着 作業の段取りをうち合わせ後、作業開始。
9:40 休憩しようとした従業員1名が被災者のチェーンソーの音がしないので様子を見に行ったところ木の下敷きになっている被災者を発見し、病院に搬送した。
11:30 死亡確認 死亡原因:胸部圧迫による肺挫傷
○被災の状況
・マツ 胸高直径60cm材長20mの伐倒を1人で行っていた。
・伐倒木は、隣接木のリョウブとツル(カツラ)がらみ状態となっていた。
・被災者がマツを伐倒し、伐倒方向の反対側に退避したが、ツルによりリョウブが引っ張られる様な状況となり、被災者の方向に倒れ込んできた。
・被災者は、うつ伏せの状態でリョウブ2本(D=12㎝、H=7m,D=5cm、H=5m)の下敷きとなっていた。
・リョウブの根元には腐朽が認められた。
山口県 2002年05月12日 男性 59歳 20年 その他(木材積み卸し作業) 作業道に使用するスギ丸太材を積載型トラッククレーン(ユニック車)で運搬してきた後、トラック荷台の木材をクレーンを使って、道路(農道)脇へ卸す作業を3名で行っていた。3名の作業分担は、クレーン操作、玉掛け作業及び誘導作業であり、被災時、被災者は誘導作業を行っていたが、ユニック車がバランスを崩して横転し、ユニック車の下敷きになり、頭を強く打って死亡した。
秋田県 2002年06月01日 男性 53歳 19年 造材 被災者は急傾斜地(傾斜角37°)において、径50cm、樹高22mの松くい虫被害木を伐採し、梢端部から根元方向(斜面下から上)へ臨時雇用の二人が集積できる程度の長さにチェーンソーにより玉切り作業を行っていた。根元から8m地点に回転防止の支え木をしていたが、支え木から2m上部を玉切りした際、残り6mの丸太が回転のうえ斜面を滑落、逃げ遅れた被災者が下敷きとなり肝臓破裂で死亡した。
・作業していた幹は、斜面に対し約10°の傾きがあり、作業が材の下側(沢側)であった。
北海道 2002年06月04日 男性 59歳、45歳、24年、50歳、42歳 59歳:44年、45歳:24年、50歳:32年、42歳:24年 その他(収穫調査) 森林管理署職員4名は、軽ワゴン車で国有林の収穫調査を行うため、国道を走行中、センターラインをはみ出してきた対向車(乗用車)と正面衝突し、路外に転落し、全員死亡した。
福島県 2002年06月17日 男性 47歳 3から4年 造林(下刈) 下刈り作業中、径10cmのコナラの伐根に刈払機の刃が接触し、その反動で刈払機がはじけ、本人の大腿部を切傷したため、多量の出血となり死亡に至った。
北海道 2002年06月19日 女性 61歳 22年 造林(下刈) 被災者は民有林の下刈り作業に従事していたところ、自ら操作する刈払機の刈刃により右足首を切断し、病院に搬送され治療中、6月21日出血性ショックによる多臓器不全により死亡した。現場には刃の接触した跡のある丸太および素線の切断したワイヤーロープがあり、刃は三つ割れていたことから、刃が作業者の右側に放置されていたワイワーロープに接触し、キックバックにより、作業者の左側にあった丸太に激突し、刃が割れて足に飛来したものと推定される。
埼玉県 2002年07月15日 男性 73歳 14年 伐倒(間伐) ・横一列で4名で本数調整伐及びボサの刈払いを行っていた。
・被災者は、伐木の補助作業員としてナタ鎌でボサ等を刈っていた。下から刈り上がり、荷物を作業が終わっていない上の位置まで移し、再度下方へなくしたナタ鎌を見つけに行ったと思われる。
・谷に向かって被災者より右横の作業員が本数調整伐を始めようとして、被災者が左前方の位置にいるのを確認し、前後左右を確認し、声をかけ胸高直径18cmのスギを伐倒した。その時、かかり木になり、再度声をかけ伐倒した。
・しばらくして、右側にいた班長が被災者の姿が見えないことに気付き3名で探したところ、伐倒木の先端の下に倒れているのを発見した。
・頸椎を損傷のため死亡した。
栃木県 2002年07月26日 男性 58歳 伐倒(皆伐) 当日、被災者は同僚4名とともに入山し、1人でスギ林の皆伐作業に従事していた。同僚Aは林業機械による集材作業に、B,C,Dの3人は土場で造材作業に従事していた。帰る時間になっても被災者が戻ってこないため、同僚4名が探したところ、午後4時頃ミズナラ(径16cm、長16.5m)の下敷きとなっていた被災者を発見した。被災者は栃木県の防災ヘリで病院に運ばれたが死亡が確認された。
現場の状況から、災害の原因を推定すると、ミズキ(径30cm、長17m)を伐倒した際、ミズキと2m上方にあったミズナラにツルがからんでいたため、ミズキが倒れたときにミズナラも引っ張られ、根が引き抜かれて倒れ、被災者の右肩から背中を強く打ったものと推定される。
愛媛県 2002年08月02日 男性 60歳 5年 伐倒(皆伐) 被災者は、土地造成現場において立木伐採のため、伐採に支障となる下層の雑木をチェーンソーにて刈り払っていたところ、ムモンホソアシナガバチに左耳の後ろを刺され、少し休憩していたが容体が悪くなり、病院に搬送し療養していたが、同日20時22分、ハチ毒アナフィラキシーショックにより死亡した。
宮崎県 2002年08月07日 男性 58歳 30年 架線集材 被災者は、架線集材作業中、先山で一人で丸太の荷掛け作業をおこなっていた。オペレーターが集材機付近に作業場を確保するため、バックホーで掘削作業をおこなっていたところ、バックホーのアームが引戻索に誤って接触し、その反動で重錘が振れて後頭部にあたったものと思われる。被災者は、意識不明であったが、平成14年8月17日に死亡した。
秋田県 2002年08月19日 男性 53歳 20年 その他(バックホーによる伐木搬出路の作設) 被災者は、国有林の素材生産事業(スギ76年生・漸伐・2.89ha)に係る伐採木の搬出路(幅3.8m、長さ230m)をバックホーにより作設していた。災害は、既設林道から約200mの地点で発生し、進行方向左側の切取法面上部にあったナラ立木(径32㎝、長さ16m)といっしょに土砂崩落(高さ9m・幅5m)が発生した。そこにちょうど作業中のバックホーがいたため、バックホーキャビンにナラ立木の根元が直撃したほか、崩落土砂に埋まった状態で発見された。現場では、被災者一人で作業に当たっていたため、詳細な事故原因及び死亡時刻等は判明していない。
群馬県 2002年08月21日 男性 63歳 15年 伐倒 被災者は伐倒作業をしていた。午前中は2人で行い、午後から3人で作業を行っていた。被災者は40m離れた同僚Aの所に行き、伐倒方向を山側にするためチルホールを借りた。同僚Aは、15時頃休憩時間となったため被災者に声をかけたところ応答がないため、被災者の伐倒箇所に行った。被災者は山側に頭を向けてスギ伐倒木(胸高直径22㎝・長さ15.8m)の下敷きになり、うつ伏せに倒れていた。状況から、伐倒方向を山側にするためのチルホールで引きながら伐倒したが、何らかの原因で伐倒方向がずれ、被災者の方向に倒れたものと推測される。
茨城県 2002年08月29日 男性 51歳 伐倒(皆伐)・車両集材・木寄 共有林ザツ50年生のパルプ材の木寄せ作業中、左手親指をスズメバチに刺された。被災者は、同僚2人と計3人でパルプ材の搬出作業を行っており、木寄せ作業を被災者を含む2人で、もう1人が林内作業車で林道入口まで搬出作業をしていた。被災者を同僚2人が、約12km離れた村内の病院に運んだが、同病院で死亡が確認された。死因は、外因性ショック死。
青森県 2002年08月31日 男性 63歳 16年 当日、被災者は、同僚7名(伐倒手3名、トラクタ及びフォワーダ運転手3名、荷掛手1名。造材手1名)と伐倒・集造材作業に従事していた。11時25分頃、同僚が被災者に昼食の時間を告げにいったところ、返事がなく、伐倒木の下敷きになっている被災者を発見した。直ちに全員で救出し、救急車で病院に搬送したが14時25分頃、死亡が確認された。現場の状況から、被災者がヒバ立木(径48㎝、長さ17m)を伐倒していた。そこへ、前日、作業道作設のため伐採して、元口が土にめり込み「かかり木」となって放置していたヒバのかかり木(径30㎝、長さ14m)が何らかの原因で倒れ、被災者が下敷きとなって受災したものと推定される。
茨城県 2002年10月12日 男性 69歳 35年 伐倒(皆伐)・車両集材 スギ・ヒノキ抜伐林分(約86年生)から、伐採済みの丸太を林内作業車で荷台に数本、荷台の後に3本を土引き後、ヒノキ丸太(元口29cm、長さ4m)を肩で背負い集積しようとしたところ、他の土引きし散乱した丸太に足を取られ、背負っていた丸太の下敷きになり胸を強打し死亡した。被災者は、10日午後2時ごろから1人で作業をしていて被災し、午後6時10分ごろ家族が丸太の下敷きになっている被災者を発見し、119番通報した。救急車により村内の病院に運ばれたが、すでに死亡していた。なお、被災者のろっ骨が6本折れていた。
静岡県 2002年10月28日 男性 61歳 25年 その他(道路法面刈払) 学校の敷地内における幅6mの斜面において、草を刈る作業をしていたところ、移動中に何らかの理由により転倒し、刈払機の刃で右足の膝の裏側を切創。出血多量により死亡した。被災者は5人のグループで作業に入ったが、被災時は離れて一人で作業を行っていた。
静岡県 2002年11月12日 男性 66歳 50年 架線集材 架線集材中に県道法面に設置した盤台上でトビを用いて作業を行っていたが、作業中もしくは移動中に下方の道路上へ6m墜落。病院に搬送されたが頭部、脳挫傷により死亡した。
高知県 2002年11月29日 男性 59歳 約20年 伐倒(皆伐) 現場では5人体制による皆伐の伐木作業を行っていた。被災者がかかり木を放置したまま別の木を伐木作業中に、かかり木が自然に倒れ、被災者を直撃した。
茨城県 2002年12月03日 男性 59歳 16年 伐倒(皆伐) 被災者がスギ(元口38cm、樹高20m)を伐倒したところ、伐倒木が跳ね(推測)、被災者が伐倒木の下敷き(首に伐倒木が乗っていた)になり死亡した。下敷きになっているのを同僚が発見し、伐倒木を切断して救出し、救急車で病院に搬送し死亡が確認された。死因については、窒息死であった。
北海道 2002年12月13日 男性 64歳 40年 伐倒(間伐) 当日被災者は、他の3名の労働者とともに造材作業に従事していた。午前10時30分頃、同僚が集材用グラップルを運転し土場を通りかかったところ、土場付近の自家用車の運転席にいた被災者を目撃した。午後1時頃グラップルの運転手が、伐倒木を集材し土場付近まで来たところ、自家用車から47m伐採地点に寄ったところに、右顔面が腫れ、出血し意識不明状態で倒れている被災者を発見し、病院に収容したが、12月23日頭蓋骨陥没で死亡したもの。以下推定であるが、カラマツ(胸高直径29㎝、長さ19m)の枝払いを行っていたところ、枝が跳ね、そのためチェーンソーが跳ね上がり、顔面に激突したと思われる。なお、被災後、自力で自家用車に戻って休んでいたが、その後同僚に助けを求めるため車から出て現場に向かったが、上記場所で倒れたものと思われる。
和歌山県 2002年12月18日 男性 71歳 その他(獣害防護ネット設置) 皆伐を行った現場において、獣害防護ネットの設置を行っていた。その際、防護ネットに係る杭を作るため、隣接にある枯れた70年生のヒノキの伐採作業を行っていた。3人並んで伐採作業を行っていたところ、伐採されたヒノキに当たって死亡した。
岡山県 2002年12月19日 男性 63歳 40年 伐倒(択伐) 被災者は3人のグループでヒノキ林の伐採作業に入ったが、当時は被災者(班長)の指示により他の作業員は枝払い、搬出作業等を分業で行っていたため、それぞれ離れた場所で作業を行っていた。このため、被災時の状況を直接目撃した者はいないため、事故の詳細は不明であるが、次のようなことが推測される。当日は、被災者が一人で伐採作業を行い、事故の直前にヒノキ(径30㎝、樹高21m)を伐採しており、その直後に何らかの原因で転倒したものと思われる。現地は、緩傾斜(約10度)であったが、当日は小雨であったこと、滑り止めのない長靴を履いていたことなどから、被災者は作業中、伐倒木などに足を滑らせて転倒した可能性があり、背部頭部打撲による胸部大動脈破裂のため死亡した。ヘルメットは着用していた。
静岡県 2002年12月24日 男性 26歳 2年 伐倒(皆伐) 90年生の自己所有スギ林を父親と息子の2人で皆伐作業をしていた。父親が伐採し、息子がチルホールで補助作業を行っていたところ、伐採したスギ(径40cm、樹高30m)が伐倒済みのスギの上に倒れ、チルホール作業中の息子に向かって滑り落ち、逃げる息子の後頭部を直撃した。ヘリコプターで搬送されたが脳挫傷で死亡。現地は尾根部、40度の急傾斜地。伐採時に2mの高さまで裂けが生じたため支点が上がり、伐倒速度が速まり、伐倒方向も目標地点からややずれた。伐倒木は滑動防止のワイヤ止めも行っていたが、被災時には外れてしまった。

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