林業労働災害(死亡災害)速報一覧

2026年発生分(2026年02月19日現在)

都道府県、林災防支部、地方駐在安全管理士からの報告を取りまとめたものです。
類似災害の発生を防止するために公表しているものです。
調査結果により、後日掲載内容の削除、内容の修正を行うことがあります。

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2007年

No. 県名 発生日 性別 年齢 経験年数 作業種別 災害の概要
大阪府 2007年01月09日 男性 70歳 その他(街路樹剪定) 街路樹の剪定を同僚と共に行っていた。樹高5mの街路樹にはしごを立てかけ、その上で剪定を行っていたとき、街路樹が根株から倒れ、はしごと共に落下し舗装道路に激突した。
愛媛県 2007年01月12日 男性 68歳 伐倒(吊り切り) 被災者は同僚3名と共に住宅跡地に成立する植木(ヒマラヤスギ、胸高直径30cm、樹高約8m)を地上5mの位置で鋸断し上部をクレーン(ラフテレーンクレーン)で吊り上げて移動する作業を行っていた。クレーンで吊り上げている時吊り上げワイヤーが植木にからんでいたツタカズラや枝に絡まったため、被災者がはしごで隣接木に登り、これらを素手で除去していたところ地上約5mの位置から地面に転落した。手が届かなかったため、一時的に安全帯を外していた模様である。
北海道 2007年01月23日 男性 68歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚5名と共にトドマツの伐採作業を行っていた。午前中の伐採で樹高18.9m、胸高直径25cmの1本がかかり木となった。午後から集材作業を行うことになり、被災者がかかり木になった木とその他の伐倒木を一度に集材するため、トラクタの後部ウインチからワイヤロープを引き出しながら移動して、伐倒木2本にスリングロープをかけ、ついでかかり木にスリングロープをかけて、次にスリングをかける予定の木に移動していたときかかり木が突然外れ、背部を打たれた。
宮城県 2007年02月08日 男性 67歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚と二人で間伐作業(風倒木処理もかねる)を行っていた。被災者は伐倒作業を、同僚は300m離れた道路までの材の集材を行っていた。同僚が道路から戻ったところで、伐倒木の下敷きになっている被災者を発見した。目撃者がいないため推測となるが、被災者は山側に立って、斜面横方向にスギ(胸高直径32cm、樹高19m)を伐倒した時に、倒れた伐倒木が近くの伐根に当たって跳ね返り、被災者に激突したものと思われる。
宮崎県 2007年02月12日 男性 70歳 伐倒(皆伐) 被災者は同僚7名とともに災害復旧現場において雑木の伐倒作業を行っていた。雑木(胸高直径20cm、樹高約12m)を伐倒したところ、何らかの原因で背後の斜面にあった岩山から岩盤(高さ2.7m、幅2.8m、厚さ35cm、重さ約3t)が剥がれて落下し、被災者の頭部を根株との間に挟んだ。
宮崎県 2007年02月28日 男性 54歳 伐倒(皆伐) 勾配40度の斜面でスギ(胸高直径54cm、樹高16m)を斜面横方向に伐倒するため、受口、追口を作り、伐倒木が傾き始めたところで伐倒を行っていた同僚が退避した。被災者は、伐根位置から上方1mの農道に設置したグラップル(機体重量 3.7t)のアーム先端の側面部で動き始めた伐倒木を横に押したところ、あらかじめ枝落ししてあった枝の根元がアーム先端に絡まり、倒れていく伐倒木に引張られてグラップルが転倒、前のめりの状態で斜面を約7m転落し、被災者は運転席から投げ出された。
徳島県 2007年03月08日 男性 63歳 架線架設張替 被災者は同僚4名とともに皆伐に伴う架線集材作業に従事していた。被災当日は集材架線を張替え作業中で、被災者は架線が引っかかった根株の伐除を行っていた。チェーンソーで根株を切り終えると同時に、この根株と一緒に斜面を転落した。
兵庫県 2007年03月20日 男性 78歳 伐倒(皆伐) 被災者は事業主と2人でスギ等の混交林で伐採作業を行っていた。民家などに隣接して生立していた2本のアラカシ(胸高直径40cm、樹高18m)にロープを取り付け、事業主がチェーンソーで伐倒を行い、被災者がチルホールで牽引していた。事業主が受け口切りのあと追い口を切り進め、被災者がチルホールを巻き上げていたが、タイミングを誤り、強く牽引したため、伐倒方向がずれて被災者に激突した。
東京都 2007年03月24日 男性 33歳 その他(作業道開設) 木材搬出用作業道開設工事現場で、被災者はミニバックホウ(0.1m3)を運転して急傾斜(約37度)の斜面に作設した作業道の路肩を補強するため丸太を格子状に積み上げる作業を行っていた。スリングロープで荷縛りした丸太(径18cm×2m×6本、径14cm×2m×1本の計7本)をアームで吊り下げ沢側方向へ旋回したところ、標準負荷荷重以上の吊り上げであったため、バックホウがバランスを失い、被災者と共に斜面を転落した。
三重県 2007年03月26日 男性 56歳 その他(移動中) 被災者は集材架線で荷かけ作業を行っていたが、休憩時間が終わって作業再開の時間になっても無線の応答が無いため、同僚が付近を捜したところ、山の斜面に倒れているところを発見された。目撃者がいないため推測となるが、移動中になんらかの原因で斜面を滑落したものと思われる。
宮崎県 2007年03月29日 男性 66歳 伐倒(皆伐) 機械集材装置の主索下の伐開作業を同僚と2人で行っていた。傾斜約40度の斜面でスギ(胸高直径34cm、樹高21m)をチェーンソーを用いて伐倒したところ、退避するときバランスを崩して約1.4m転落し、下にあった岩で頭部を打った。現場は、前年の台風の土石流で埋まっており、足場が不安定であった。
高知県 2007年04月04日 男性 65歳 伐倒(皆伐) スギ造林地の周辺の雑木を処理するため伐採を行っていた。被災者は、主に枝条等の片づけを行っていた。被災者が危険区域外にいることを確認し、同僚がマツ(直径90cm、長さ20m)を伐採し退避したところ、何らかの原因で危険区域内に被災者が立ち入っており、声をかけたが間に合わず、さらに強風が吹いて伐倒方向も狂ったことから、この伐倒木が被災者に激突した。
千葉県 2007年04月10日 男性 69歳 架線集材 採石場の山林で、伐採した木材を集材するため被災者を含め6名で集材架線を設置していた。作業員Aがガイドブロックを取り付けていたとき、近くの立木に取り付けてあったガイドブロックの台付け索(10mmワイヤロープ)が何らかの理由で切れ、ガイドブロックが飛ばされ被災者に激突した。被災者は索の外側にいたが、ガイドブロックが横に飛んだため、激突したと推測される。
青森県 2007年04月11日 男性 64歳 伐倒(皆伐) 被災者は同僚2人と共に道路建設現場の伐開作業を行っていた。被害者と同僚(A)はチェーンソー作業を、同僚(B)はグラップルを運転し作業現場の幅が狭いため、伐倒方向を確実にするためグラップルで伐倒する木を押さえていた。グラップルを中央に、チェーンソー作業者が左右に位置して、左右の立木を交互に伐倒していた。右側にいた被災者が伐倒を終え、伐根付近に立って待機していることを同僚A、Bが確認して、左側の木をグラップルで保持した上で同僚Aが受け口、追い口を鋸断し、グラップルで倒したところ、その伐倒方向に被災者が移動してきており伐倒木(スギ、直径26cm、樹高21m)に激突された。
鹿児島県 2007年04月19日 男性 70歳 車両集材 被災者は同僚2名と共に伐木、集材作業を行っていた。被災者は1人で同僚とは離れた現場で、林内作業車(全戴片側型)でスギ材の集材を行っていた。夕方5時ごろになっても帰ってこないので同僚が探しに行ったところ倒れている被災者を発見した。集積場で林内作業車から荷下ろしをしているとき、スギ材を下ろそうとして「建て木」を外したところそれが斜面下に落ちたので、回収のため斜面を降りたところ、荷締めをしていたワイヤーがはずれ崩れ落ちてきた積載材(2本)の下敷きとなったものと考えられる。
奈良県 2007年04月21日 男性 59歳 集材(架線) 被災者は同僚と共にスギ人工林の架線集材を行っていた。現場は2本の架線が交差し、材を積み替える中間土場で、傾斜45度の斜面に高さ3m、縦・横が3m×10mの盤台が設けられていた。朝、被災者を含む3人が仕事にかかるため持ち場へ移動中、被災者の叫び声を聞いた同僚が盤台に駆けつけたところ、被災者が盤台から7m下に転落して倒れているのを発見した。
福井県 2007年05月08日 男性 47歳 伐倒(皆伐) 被災者は道路工事予定地の針広混交林で、同僚2人と共に伐採作業を行っていた。被災時に目撃者がいないため推定となるが、マツ(胸高直径45cm、樹高約20m)を伐倒したところ、伐倒木が隣接木に当たり、倒れる方向が変わって被災者に激突したものと考えられる。受け口の斜め切りと水平切りの終わりの部分が一致していなかったこと、受け口の角度が20度と小さかったこと、追い口の高さが受け口の水平切り面とほぼ同じ高さであったことなどから、「つる」がほとんど機能しない状態であり、伐倒方向が狂うと共に、退避時間がなかったものと思われる。
福岡県 2007年05月08日 男性 70歳 伐倒(択伐) 被災者は、同僚と5人で台風被害木のスギの伐倒作業を行っていた。被災者は同僚が伐倒しているのを、伐倒位置から約2m後方で見ていた。伐倒者がスギ(径60cm、樹高24m)をくさびを打って倒そうとしたが倒れないため、被災者がもっとつるを切るように指示し、伐倒者がつるを切り込んだところ予定方向からずれて倒れ、隣接木(欠頂木)の頂上部に乗りかかり、天秤状になって根元側から滑り落ち、後方で見ていた被災者に激突した。
秋田県 2007年05月10日 男性 65歳 伐倒(間伐) 同僚3名と共にスギの伐採作業を行っていた。朝、作業を開始してからしばらくして、被災者の姿が見えないことから同僚が探しに行ったところ途中から折れたスギの下敷きになった被災者を発見した。スギ立木(胸高直径30cm、樹高24m)の伐倒を行っていて、その木が前方のスギ(樹高15m)に当たり、そのスギが下から3.3mのところで折れ、その幹(直径21cm)が被災者の方に倒れてきて下敷きになったものと考えられる。
鹿児島県 2007年05月11日 男性 56歳 伐倒(間伐) 当日作業員6人でスギ35年生の伐採を行っており、被災者は主に枝払い作業を行っていた。他の作業員が高さ約11mの欠頂木を伐倒しようとし受け口を入れ、被災者が伐倒方向から横約90度の所にいるのを確認し、追口を入れた。木が倒れ始めたとき被災者が伐倒方向に移動してきたため大声をかけたが間に合わず伐倒木が被災者に激突した。
高知県 2007年05月13日 男性 58歳 架線集材 被災者は当日他の作業員3人と共に盤台周辺の枝条等の片づけを行っていた。集材線から降りてきたモッコを広げる作業をしていたが、リフティングラインに吊ったモッコがゆれるため、グラップルソーのオペレータがゆれを抑えるためグラップルの爪を少し閉じたとき、被災者がグラップルに接近しすぎ、頭部を挟まれた。なお、被災者は緑の雇用高度化事業の研修生であった。
熊本県 2007年05月15日 男性 54歳 伐倒(間伐) 被災者は作業班長と2人でスギ45年生の間伐作業現場で伐採と搬出を行っていた。作業班長が現場を離れ被災者が1人で伐倒(伐根径約60cm、高さ24m)を行った。班長が現場に戻ってきたとき、被災者が伐倒した木に覆いかぶさるようにして倒れているのを発見した。伐倒した木がかかり木となり、その状況を見るため移動した際、かかり木が突然落下して被災者に激突したものと考えられる。
兵庫県 2007年05月16日 男性 69歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚2名と共に間伐作業を行っており、被災者は伐倒方向の先方で枝払いの準備をしていた。作業員Aがスギ(胸高直径約30cm、樹高25m)の伐倒の準備に取り掛かり、伐倒開始の合図をしたところ、被災者から確認の応答があった。被災者は伐倒方向の樹高より約2m離れた位置にいた。伐倒後、被災者の存在を確認できないため、作業員Aが探しに行ったところ、伐倒木の先端から約2.5m根元よりに倒れていた被災者を見つけた。
北海道 2007年05月17日 男性 59歳 伐倒(風倒木処理) 被災者は同僚と風倒木の伐採作業を行っていた。昼休みになっても戻らないため、探しに行ったところ伐採された風倒木の下敷きになっているのが発見された。現場の状況から、被災者は、先端が折れた木に数本の風倒木がかかり木になっている状況で、かかり木の1本の根元を鋸断したところ、その木が他のかかり木に押さえつけられ、弓状にしなって応力がかかっていたため、跳ね返り、被災者に激突したものと思われる。
大分県 2007年05月26日 男性 56歳 伐倒(択伐) 被災者は同僚と3名で40年生ヒノキの伐採作業を行っていた。作業員Aはヒノキ(直径40cm、樹高22m)の伐採準備を行い、掛け声で伐倒の合図を行った。被災者は作業員Aから直接見えなかったが、応答があったので、谷側(南)方向に伐倒したところ、ちょうど風が吹き伐倒方向が変わり、さらに伐倒木が風害木の上に乗りかかり天秤のようになって滑り西側に退避していた被災者に激突した。
岩手県 2007年06月16日 男性 66歳 伐倒(皆伐) 被災者はチェーンソーで伐採作業を行っていた。スギ(胸高直径35cm、長さ26m)を伐採したとき、約4m離れたところに放置していたかかり木(約40度傾いた状態)に伐倒した木が当たり、その反動で伐倒木の根元が跳ね上がり被災者に落下してきて激突した。
高知県 2007年06月23日 男性 32歳 架線集材 間伐材の搬出現場で、スイングヤーダにより約35度の斜面を下げ荷で集材を行っていた。集材木で無い木(スリングをかけていない木で、末口直径6cm、元口直径22cm、長さ15m)が末口が下向きの状態で滑落してきて、運転席前面から、運転席にいた被災者に激突した。
静岡県 2007年07月18日 男性 53歳 架線集材 被災者は同僚と2人で架線集材作業を行っていた。被災者は荷かけを担当し、同僚は荷下ろしと、集材機の運転を行っていた。被災者から無線で巻き上げの合図があり、運転手が巻上げを開始したが、被災者から停止の合図が無く、巻き上げ索を巻き切ってしまった。無線での応答も無かったため、運転手が荷かけの現場に行ったところ、伐倒木に押さえつけられたような格好で倒れている被災者を発見した。目撃者がいないため推測であるが、荷かけした材を巻き上げたときに、枝か幹が絡まっていた他の伐倒木が引き上げられ、これが滑落して被災者を直撃したものと考えられる。
愛媛県 2007年07月18日 男性 57歳 架線集材 被災者は同僚と共に天然林を伐採し、その集材(800mと400mの2段集材)を行っていた。被災者は架線の終端部で荷かけ作業を行っていた。被災者が3本の雑木をワイヤで結束して、吊り上げようとしたとき、材の1本がワイヤから抜け落ち被災者の背中に激突し、弾みで転び、抜け落ちた材の下敷きになった。同僚が携帯電話がつながる所まで行き、救急車の要請を行い、防災ヘリで搬送された。
奈良県 2007年07月24日 男性 28歳 伐倒(間伐) スギ人工林の間伐作業を同僚3人とともに行っていた。被災者は皮剥ぎ作業を担当していた。スギ立木(胸高直径30cm、樹高25m)にワイヤーをかけチルホールで引っ張って上方に伐倒していた時、被災者は作業を止めて退避していたが、木が倒れ始めて間もなくワイヤーの緊張が緩み、伐倒方向が変わって伐倒木の下敷きになった。
高知県 2007年07月24日 男性 44歳 架線集材 被災者は同僚4人と共に搬出作業を行っていた。被災者は、集材機運転手と連絡を取りながら、集材機から約100mほど離れた所で荷かけ作業を行っていた。午後、無線の応答が無いため運転手が荷かけ場所に行ったところ、倒れている被災者を発見した。推定であるが、材を地引きで集材していたことから、切り株に集材木があたり回転して被災者に当たったものと思われる。
秋田県 2007年07月27日 男性 69歳 伐倒(間伐) 同僚3人とともに、スギ人工林50年生の伐採を行っていた。近くで玉切りをしていた同僚が、被災者のチェーンソーの音が聞こえないため、現場に行ったところ、倒れている被災者を発見した。被災者はスギ(50年生、径30cm、樹高25m)を伐倒したところかかり木となり、これを処理するためかかられた木(スギ、径26cm、樹高23m)を伐倒し、これが倒れたときにかかり木が滑り落ち、その反動で元口が被災者に激突したものと考えられる。
群馬県 2007年08月09日 男性 56歳 伐倒(支障木処理) 墓地にかかるクヌギ(径40cm、樹高22m)を支障木として伐倒していた。伐倒木が墓に倒れるのを防ぐため、チルホールを約25m離れた立木に取り付け、ワイヤーロープを伐倒木の地上から8mの位置に取り付けた。伐倒木とチルホールの間には小尾根があり、見通しができなかったため、中間地点に監視役の作業員と被災者が位置していた。伐倒木が倒れるとき、被災者がなぜ危険区域に立ち入ったか不明であるがワイヤーと近傍の立木の間に挟まれた。
和歌山県 2007年08月11日 男性 39歳 伐倒(間伐) 被災者は4人の作業班で約30度の斜面でスギ、ヒノキの間伐作業を行っていた。互いに離れて作業を行っていたため、目撃者はいないが、被災者は間伐木(径20cm、樹高21m)を斜面横方向に伐倒しようとして受け口、追い口を切ったが予定方向に倒れずかかり木となったため、根元側から3回にわたって元玉切りを行った。それでもかかり木が解消しなかったため、チェーンソーを置いて何らかの処理をしようとしていたとき突然外れたかかり木が被災者の上に落下したものと思われる。
北海道 2007年08月31日 男性 59歳 伐倒(支障木処理) 標準地調査のための支障木の伐倒を行っていた。伐採しようとした木にスズメバチが巣を作っており、それを知らずに近づいた被災者がスズメバチに右耳と左肩の2ヶ所を刺された。被災者は刺されて間もなくショック症状を呈し、救急車に乗ってきた医師により手当てを行ったが死亡した。
奈良県 2007年09月03日 男性 58歳 造材(枝払い) 被災者は同僚5人と共に傾斜35度の斜面で、前日までに伐倒してあったヒノキ(径50cm、長さ20m)の枝払い作業を1人で行っていた。斜め左下方向に重なって倒れていた2本の伐倒木の枝払いを終えたとき、これらの材が不安定な状態にあったため、安定させるため下方に移動させようとしていたところ、斜面を転がった材に巻き込まれ、下方にあった立木との間に挟まれた。
岩手県 2007年09月19日 男性 61歳 その他(林道補修) 雨で痛んだ林道の補修のため、被災者が1人でブルドーザを搬入して作業中に、誤って道路外にはみ出し、斜面を下の沢まで約100mを滑落した。事故当時、被災者は同僚1人と共に作業をしていたが、別れて作業をしていたため、目撃者はいないが、14時ごろまでブルドーザが稼動している音が聞こえた。同僚が作業を終えて下山中に沢に転落しているブルドーザを発見した。
静岡県 2007年10月19日 男性 57歳 架線集材 集材の架線を設置するため、12mmのワイヤーロープを地面に這わせて設置した後、これを張り上げるために張力をかけたところ、途中の尾根付近の雑木にワイヤーが引っかかった。被災者はこの雑木を伐採するため1人で尾根に向かった。しばらくチェーンソーの音が聞こえ作業をしている様子であったが、音が聞こえなくなり、無線で問いかけたが返事がないため様子を見に行ったところ、尾根下の沢に転落していた被災者を発見した。被災者は安全帯を装着しており、現場には安全帯用の親綱が張られていたが、ロリップの補助ロープは、何らかの理由で被災者がはずしていたものと思われる。
秋田県 2007年10月26日 男性 62歳 搬出路作設 被災者はバックホウのオペレータとして、1人で搬出路の作設を行っていた。伐倒、搬出を行っていた他の作業員が、17時少し前に下山し、集散場所の近くで、エンジン停止状態でドアの開いたバックホウを確認したが、オペレータはいなかった。別の同僚とともに付近を捜し、バックホウがあったところの沢側斜面4~5m下で、天然秋田杉の古い伐根の下敷きになった被災者を発見した。
岡山県 2007年11月13日 男性 58歳 車両集材 被災者はグラップルによる集材作業のオペレータとして作業を行っていた。作業道から約3m上方の斜面(傾斜約38度)からグラップルで集材木をつかんで作業道まで引き出す作業を行っていた時、グラップルで集材木をつかもうとしたところ、別の伐倒木(マツ、根元径47cm、長さ22m)が滑り落ちてきて、梢頭部がキャビンを突き刺す形となり、被災者に激突した。
熊本県 2007年11月13日 男性 75歳 伐倒(皆伐) 被災者は同僚と2人でスギ林の伐倒を行っていた。被災者は伐倒のための準備として根切り作業を行っていたところに、同僚が伐倒したスギ(胸高直径46cm、樹高23m)の伐倒方向が約90度狂い被災者に激突し、下敷きとなった。
宮崎県 2007年11月14日 男性 56歳 伐倒(皆伐) 集材架線の主索が通る予定線の支障木の伐採作業を行っていた。被災者は傾斜38度の斜面でチェーンソーによりスギ立木(胸高直径31.5cm、樹高24.8m)を伐倒したところ、この立木が根元から約3mほど裂け上がり、この木が倒れる際に、裂けて残っていた部分が折れて被災者に飛来激突した。
宮崎県 2007年11月16日 男性 31歳 車両集材 被災者は林内作業車(フォワーダ、最大積載量2.5t)にスギ(玉切り材、径17~30cm、長さ3.0m、約50本)を積載し、沢沿いに作設された作業道(幅約2.5m、勾配約20度、延長 約300m)を下って運搬していた。林内作業車がなかなか戻ってこないので、同僚が探しに行ったところ、集積場所から約100mほどの場所で、車両が路肩から転落しており、被災者が下敷きになっているのを見つけた。
岩手県 2007年12月05日 男性 53歳 伐倒(皆伐) 被災者は同僚2人とともにチップにするアカマツや広葉樹の伐倒を行っていた。アカマツ(径31cm、長さ15m)を伐倒しようとして、受け口を作り、その修正を行っているとき、チェーンソーのエンジンが止まったため、チェーンソーを引き抜き少し離れたところで点検を行っていたところ、突然この木が被災者に倒れてきて激突されたものと推測される。
奈良県 2007年12月08日 男性 52歳 造材(玉切り) ヘリコプター集材のための玉切り作業を行っていた。斜面上方に2本のスギ大径木が交差して重なって倒れていたので、先に下になった材を長さ12mに玉切り、次いで上になった材を交差位置からやや下方で玉切ったところ、斜面鉛直方向からやや傾いて下になっていた材が回転しながら被災者を巻き込んで転がり、その下敷きとなった。重なった材を玉切りしたことから、材の摩擦が減少し転落したものと考えられる。
北海道 2007年12月19日 男性 64歳 伐倒(択伐) 被災者は単独で集材路作設のための伐採作業を行っていた。現場の状況から、被災者は伐採した時に生じたかかり木を処理せずに次々に移動して伐採を行っていたものと見られ、伐採が進むうちに1本のかかり木を受けていた枯損木が根元より折れ、そのかかり木が落下し、将棋倒しのように被災者が作業を行っていたほかのかかり木にあたり、このかかり木が被災者に激突したと推測される。被災者は、チェーンソーなどを持って約200mほど自力で歩行した後意識を失い倒れていたところを同僚に発見され、病院に収容され療養中であったが、1月14日に亡くなった。
京都府 2007年12月19日 男性 41歳 伐倒(皆伐) 被災者は事業主および同僚1人とともにスギ人工林の伐採を行っていたが、当日は林地内の急傾斜地で落葉広葉樹の伐倒を単独で行っていた。チェーンソーのエンジン音がしなくなったのに不審をいだいた事業主が現場に行き、地面に半ば埋まり根株に押しつぶされた状態の被災者を発見した。推測であるが、風害によって斜面下方に根返りしていた根元径50cmの倒木の根元を切断したところ、根株が動き地面に圧迫されたものと思われる。
北海道 2007年12月24日 男性 58歳 伐倒(択伐) 被災者は傾斜地でダケカンバ(胸高直径46cm、樹高16m)の伐倒を行っていた。巡回していた現場責任者により、伐採箇所近くの立木にもたれ、意識のない状態で発見された。伐倒されたダケカンバは偏心木であり、被災者が伐倒した時、谷側方向へ倒れるとともに、反動で根元が浮き上がり、被災者の顔面に激突したものと思われる。
島根県 2007年12月27日 男性 56歳 伐倒(皆伐) 作業員5人で、伐倒作業、架線集材作業を行っていた。被災者は1人で架線の先柱付近で伐倒作業を行っていた。作業終了間近にチェーンソーの音が聞こえないことを不審に思った同僚が確認に行ったところ、マツの下敷きになった被災者を発見した。現場の状況から推測すると、ヒノキ(伐根直径40cm、樹高24m)を伐倒したところ、かかり木となっていたマツ(胸高直径22cm、樹高19m)が倒れてきて被災者に直撃したものと思われる。

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