林業労働災害(死亡災害)速報一覧
2026年発生分(2026年02月19日現在)
都道府県、林災防支部、地方駐在安全管理士からの報告を取りまとめたものです。
類似災害の発生を防止するために公表しているものです。
調査結果により、後日掲載内容の削除、内容の修正を行うことがあります。
2020年
| No. | 県名 | 発生日 | 性別 | 年齢 | 経験年数 | 作業種別 | 災害の概要 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 宮城県 | 2020年01月10日 | 男性 | 74歳 | 伐倒作業 | 被災者は、同僚2人とチェーンソーによりスギ(直径40cm、樹高24m)が民家の方に倒れないよう、ガイドブロックを介し、ワイヤロープと機械ウィンチで伐倒木をけん引し、伐倒方向の規制を行っていたが、受け口を切り、追い口を切り込んでいる途中、材が裂けあがり、地上5.5mの地点で折れ、被災者に激突した。 | ||
| 北海道 | 2020年01月13日 | 男性 | 37歳 | 伐倒作業 | 被災者は、トドマツの間伐作業に従事。つる絡みの立木を伐倒したところ、元口が跳ねて被災者の顎を直撃し、被災者は跳ね飛ばされたところに、伐倒した木が倒れてきて、木の下敷きになった。 | ||
| 岩手県 | 2020年01月14日 | 男性 | 70歳 | 集材作業 | 被災者は、作業道上で木材グラップル機を使用して全幹集材を行っていたところ、グラップル機で把持したスギの重量が重すぎたため、バランスを崩し、作業道下の斜面を15m程転落し、グラップル機から投げ出された。 | ||
| 大分県 | 2020年02月04日 | 男性 | 46歳 | 集材作業 | 皆伐作業地の伐倒したスギをウィンチ付きグラップル機のウィンチを使用して林道まで下げ荷集材作業を行っていた。被災者が、全木集材した梢端部分をチェーンソーで玉切り、枝払いをしていたところ、グラップル機がバックし、被災者が轢かれた。 | ||
| 宮城県 | 2020年02月04日 | 男性 | 69歳 | 伐倒作業 | 被災者は、伐倒したクリの立木がイタヤカエデにかかり木になっていたことから、それをはずすため、かかられたイタヤカエデの立木を伐倒したところ、かかり木となっていたクリの木が落下して激突した。 | ||
| 秋田県 | 2020年02月10日 | 男性 | 65歳 | 伐倒作業 | 被災者が集合時間になっても戻ってこないため、作業場所を確認したところ、倒れて死亡している被災者を発見した。転倒等により腰部を強打したことにより負傷し、失血死したものと推察される。被災者は、受け口を適切に切らなかったことにより、伐倒方向が変わってかかり木になり、かかり木の処理として浴びせ倒しを行ったものと推察された。 | ||
| 鹿児島県 | 2020年02月20日 | 男性 | 60歳 | 伐倒作業 | 被災者は、チェーンソーを使用して胸高直径31cm、樹高19mのスギの伐倒作業を行っていたところ、追い口の深さに偏りがあり、倒すのに時間を要していたため、集材作業を行っていた同僚が、グラップル機で横から伐採木を掴もうとして近寄ったところ、予定した伐倒方向が変わりグラップル機に当たった。その反動で伐倒木の根元部分が被災者の頭部に激突した後、伐倒木の下敷きになった。 | ||
| 奈良県 | 2020年03月01日 | 男性 | 不詳 | 伐倒作業 | カシの木の伐倒作業において、枝を吊り伐りするために地上から枝に結び付けたロープを引いていた被災者が、伐った枝が落下する重さで身体を約5m前方で引っ張られ、地面に頭部を強打した。 | ||
| 岩手県 | 2020年03月09日 | 男性 | 61歳 | 伐倒作業 | 雑木林の皆伐作業において、ナラ立木を伐倒したところ、伐倒木の枝が同僚の後頭部に激突した。 | ||
| 高知県 | 2020年03月17日 | 男性 | 60歳 | 運搬作業 | 木材搬出現場において、土砂を運搬していた不整地運搬車が法面に乗り上げて横転し、投げ出された運転者が下敷きとなった。 | ||
| 群馬県 | 2020年03月31日 | 男性 | 30歳 | 伐倒作業 | 太陽光発電建設予定地において、車両系木材伐出機械を運転し、竹林の伐採等作業を行っていたところ、傾斜12度~16度ある作業道を走行中、路肩を越えて約20m転落した。 | ||
| 鳥取県 | 2020年04月06日 | 男性 | 71歳 | 伐倒作業 | 現場の状況から、被災者が栗の木を伐倒したところ、元口が裂けて被災者に激突したものと推察される。詳細は不明である。 | ||
| 大阪府 | 2020年04月06日 | 男性 | 64歳 | 集材作業 | 当日、被災者は同僚とスイングヤーダで下げ荷集材の荷掛けを実施。スイングヤーダの運転手が被災者の姿が見えなくなり、かつ、呼びかけにも応じなかったため、所在を確認したところ、斜面上に設けられた退避場所から4.5m下方で倒れている被災者を発見した。 | ||
| 山口県 | 2020年04月06日 | 男性 | 64歳 | 集材作業 | 被災者は機械集材装置の運転と荷外し作業に1人で従事し、同僚3名は先柱の荷掛け作業に従事していた。集材機を運転していた被災者が、機械集材装置で搬出した原木を土場に降ろしたところ、岩にもたれかかった状態にあった原木を被災者が重機で移動させるため、集材機を降りて重機のある場所へ移動しようとその原木の下をくぐったときに、原木が動き土場にあった他の原木との間に胸を挟まれたと推察された。 | ||
| 秋田県 | 2020年04月10日 | 男性 | 66歳 | 運搬作業 | 被災者は同僚4人とスギ立木の伐採、搬出作業を実施。14時30分頃、同僚が被災者が運転するフォワーダの所在が不明であることに気づき捜索したところ、林道から10m下に転落しているフォワーダと被災者を発見した。 | ||
| 福島県 | 2020年05月14日 | 男性 | 65歳 | 伐倒作業 | 被災者がナラの立木をチェーンソーで伐倒作業中、追い口切りを行ったところ、立木が縦方向に裂けて倒れ、木の元口部が頭部に激突した。 | ||
| 北海道 | 2020年05月14日 | 男性 | 64歳 | 伐倒作業 | 被災者は農地の防風林の伐倒作業に従事し、ヤチダモ〈直径40cm、樹高24m〉を伐倒しようと受け口の下切りを9cm切り、追い口を受け口の下切の5cm上の位置から受け口の下切りの高さに向かって切り進められ、つるまで切られたことから、伐倒木は予定した方向に倒れず、被災者の方向に伐倒木が倒れ頭部に激突したものと推察される。なお、被災者は伐木等の業務に係る特別教育を修了していなかった。 | ||
| 鹿児島県 | 2020年05月20日 | 男性 | 52歳 | 伐倒作業 | 被災者はチェーンソーで広葉樹を伐倒しようとしたが、倒れなかったことから、解体用の機械で倒そうとしたところ、つるが残されていなかったので、解体用の機械の方向に倒れ、上部旋回体の左側面部分と伐倒木との間に頭部が挟まれたと推察される。 | ||
| 兵庫県 | 2020年05月21日 | 男性 | 59歳 | 伐倒作業 | 被災者は直径80~100cm、樹高40mの大木を伐倒したときに、伐倒木の枝と思われる直径8cm、長さ4.3mの枝が落下して、被災者の頭部に激突したものと推察される。 | ||
| 福岡県 | 2020年05月23日 | 男性 | 66歳 | 伐倒作業 | 被災者は伐倒作業に従事し、受け口を切り、追い口を切っていたときに、伐倒木が裂け始め、4mほど上に裂けて追い口側に倒れ、右腕が幹の下敷きになった。 | ||
| 静岡県 | 2020年06月05日 | 女性 | 34歳 | 測量作業 | 森林伐採計画を作成するため、被災者を含め4人でコンパス測量を実施していたところ、傾斜40~45度の斜面を移動中に斜面を滑落、転落した。 | ||
| 北海道 | 2020年06月29日 | 男性 | 72歳 | 伐倒作業 | 被災者がカラマツ(胸高直径34cm、樹高25m)を伐倒したところ、上方で絡んでいたコクワつるに引っ張られ、山側に立っていたカラマツ(胸高直径18cm、樹高17m)が根むくれ状態となり、被災者に激突したものと推察される。 | ||
| 宮崎県 | 2020年07月10日 | 男性 | 53歳 | 伐倒作業 | 被災者は、休憩後、4本目のスギ立木A(胸高直径32cm、樹高22m)の伐倒に際し、受け口を切り、追い口を切って伐倒したところ、当該スギ立木Aから4m先にあった伐倒済みのスギBの元口(径28cm)に倒れ、そこが支点となってスギAの元口が跳ね上がり、被災者に激突したものと推察される。 | ||
| 福岡県 | 2020年07月22日 | 男性 | 43歳 | 運搬作業 | 被災者は、走行集材機械で土場から集材現場へ後進していたが、既設の作業道からの取り付け部分(作設中の作業道への入り口部分)の急勾配の箇所において、走行集材機械に乗り上げられた状態で発見された。 | ||
| 富山県 | 2020年09月11日 | 男性 | 79歳 | 積載作業 | トラックの荷台上で原木の積載作業中、トラックが突然動き出し(原因確認中)、荷台で作業中の被災者を乗せたまま40~50m走ったところで電柱に衝突、はずみで被災者が道路に転落し、さらに道路下10mの崖下に転落した。 | ||
| 秋田県 | 2020年09月14日 | 男性 | 56歳 | 伐倒作業 | 被災者が伐倒合図の呼子を鳴らし、伐倒した後にチェーンソーの音も聞こえなくなったことから、不審に思った同僚が確認したところ、伐根付近にうつ伏せに倒れている被災者を発見した。現場は35度の急傾斜であり、スギ立木(伐根直径94cm~104cm、樹高30m)を伐倒するのに受け口を切った後、追い口は2段で切っており、受口の水平切りは会合線より深く切り込み、つるがほとんど残っていなかった。追い口を切っている途中で伐倒木が倒れ始めたため、チェーンソーを引き抜き、退避する際にチェーンソーバーで左足大腿部の動脈を切断し、失血死したものと推察される。被災者はチャップスを着用していたが、防護繊維のない内股部分を切創していた。 | ||
| 岐阜県 | 2020年09月26日 | 男性 | 69歳 | 伐倒作業 | 皆伐作業中に発生したかかり木を処理するため、チェーンソーを用いて、かかられている木の追い口切りを行っていたところ、かかっている木が被災者の頭部に落下して激突した。 | ||
| 岩手県 | 2020年09月29日 | 男性 | 58歳 | 造林作業 | 被災者は同僚3名と造林作業を実施していた。昼食時間になってもチェーンソーの音がしていることから、同僚が調べたところ、直径50cm、長さ20mの木の下敷きになってうつ伏せに倒れている被災者を発見した。当日の作業は、立木の伐倒は行っておらず、伐倒は他の業者が実施済みであり、現地の状況から伐倒木として斜面に横たわっていた木の支え枝を被災者が切断した際、材が転動し、斜面を10m程落下、被災者が下敷きになったものと推察される。 | ||
| 和歌山県 | 2020年10月24日 | 男性 | 51歳 | 機械集材装置の撤去作業 | エンドレスタイラー式機械集材装置(支間距離449m、最大使用荷重1,100kg、定格出力80ps)の撤去作業に従事。機械集材装置の撤去作業のため、先柱の撤去に使用するチェーンソーを集材装置を利用して先柱方向に運搬していた。その際、荷上索に張力がかかり根株から外れ(原因は調査中)、荷上索の内側に立ち入っていた被災者に荷上索が激突した。 | ||
| 高知県 | 2020年10月29日 | 男性 | 72歳 | 作業道作設作業 | 被災者は一人でドラグショベルにより、作業道の開設作業に従事していたところ、作業道からドラグショベルとともに、24メートル転落したものと推察される。 | ||
| 埼玉県 | 2020年11月10日 | 男性 | 72歳 | 伐倒作業 | 被災者は、一人でチェーンソーを使用してシイタケ用の原木を伐採中に、伐倒した立木に激突されたものと推察される。 | ||
| 長野県 | 2020年11月17日 | 男性 | 76歳 | 集材作業 | 被災者は、作業道でフォワーダを運転して原木を運搬中に、フォワーダが横転し、路肩から3m転落して原木の下敷きになったものと推察される。 | ||
| 岩手県 | 2020年12月07日 | 男性 | 48歳 | 伐倒作業 | 同僚と2人で伐倒作業に従事していた。被災者は自ら伐倒したサワグルミの木(胸高直径37cm、樹高18m)の下敷きになった状態で発見された。詳細については不明。 | ||
| 北海道 | 2020年12月16日 | 男性 | 65歳 | 枝打ち作業 | 被災者は、単独で民有林の枝払い作業を行っていた。後日、立木(トウヒ、胸高直径19.1cm)のそばで倒れているのを同僚に発見された。なお、立木には1.1mの脚立が立て掛けられていた。 | ||
| 青森県 | 2020年12月17日 | 男性 | 64歳 | 伐倒作業 | 被災者は作業道の先行伐倒をしていたところ、かかり木が発生し、そのかかり木を放置していたところをグラップル機運転手が発見し、グラップル機でかかり木の根元を掴んで引き倒したところ、同じ木にもう一本がかかり木となっており、そのかかり木が倒れた先で、他の枯損木の玉切りを実施していた被災者に激突したものと推察される。 | ||
| 高知県 | 2020年12月19日 | 男性 | 55歳 | 伐倒作業 | 伐倒の合図が長時間(25分ほど)聞こえなかったので、確認に行ったところ、倒れている被災者を発見した。胸高直径43cmのスギをチェーンソーで伐倒する際、受け口の水平切りのみで、斜め切りを行わず追い口を切ったため、立木が上に5mほど裂け上がり、空中に跳ね上がった後、落下して伐倒方向の反対側に4mほど退避していた被災者に激突した。 |